黒木雪音

黒木雪音（くろき ゆきね）

日本のクラシックピアニスト。1998年12月12日、千葉県館山市に生まれる。3歳でピアノの手ほどきを受け、音楽の道を歩み始める。7歳のときには早くもオーケストラと共演する機会を得て、幼少期からその才能を開花させた。

国内外で積極的に演奏活動を展開しており、日本国内はもちろん、ロシアやリトアニアなど海外でも数多くの公演を行っている。

学歴は、千葉県立千城台高校を経て昭和音楽大学へ進学。同大学を卒業後、さらに研鑽を積み、2023年3月に昭和音楽大学大学院音楽研究科修士課程を修了した。現在は、さらなる専門性の向上を目指し、昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに在籍している。これまでに、江口文子氏と大友聖子氏に師事し、確かな技術と深い音楽性を培ってきた。

オーケストラとの共演も数多く経験しており、国内外の著名な楽団とステージを共にしている。これまでに共演したオーケストラは以下の通りである。

東京交響楽団
東京ニューシティ管弦楽団
東京フィルハーモニー交響楽団
東京シティフィルハーモニック管弦楽団
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
アイルランド国立交響楽団
イスラエルフィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
リトアニア国立交響楽団
シレジア・フィルハーモニー交響楽団
アスタナ市国立交響楽団
タタルスタン共和国交響楽団
テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ

輝かしい受賞歴も、黒木雪音のキャリアを彩る重要な要素である。国内外の数々のコンクールで優秀な成績を収めており、特に国際的な舞台での活躍は目覚ましいものがある。主な受賞歴は以下の通り。

ダブリン国際ピアノコンクール（アイルランド）優勝（日本人初）
リスト・ユトレヒト（オランダ）優勝
第17回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール（イスラエル）第3位、古典協奏曲賞
第19回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA プロフェッショナル部門（日本）金賞
ピティナピアノコンペティション全国決勝大会G級（日本）金賞
ピティナピアノコンペティション全国決勝大会特級（日本）銀賞
2015福田靖子賞（日本）
ドヴァリョーナス国際青少年コンクールCategory C（リトアニア）グランプリ、全部門総合優勝
ハノイ国際ピアノコンクールA部門（ベトナム）第1位、ベストショパンプレーヤー賞
アスタナ・ピアノ・パッションミドル部門（カザフスタン）第1位
浜松国際ピアノアカデミーコンクール（日本）モストプロミッシングアーティスト賞
公益財団法人岩谷時子音楽文化振興財団主催 岩谷時子賞 岩谷時子 Foundation for Youth（日本）
関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦（日本）優勝（2連覇）
2023年度川崎市アゼリア輝賞（日本）
千葉市芸術新人賞（日本）
千葉県教育奨励賞（日本）
千葉県県議会児童・生徒表彰（日本）
千葉市教育文化スポーツ功労者（日本）5年連続表彰
Korea International Competition for Young Pianists（韓国）第5位
* ショパン国際ピアノコンクール in ASIA主催第5回派遣コンクール（日本）特別推薦

これらの受賞歴は、彼女が国際的に通用する実力を持つピアニストであることを証明しており、特にダブリン国際ピアノコンクールでの日本人初優勝は、そのキャリアにおける大きな節目となった。また、テレビ番組での優勝など、クラシック音楽の枠を超えた場所でも注目を集めている。

現在も昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに在籍し、さらなる高みを目指しながら、国内外での演奏活動を続けている。今後の活躍が期待される日本の若手クラシックピアニストの一人である。

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