黒瀬健太

黒瀬健太 (くろせ けんた) プロフィール

黒瀬健太は1997年8月12日、大阪府泉南市に生まれた元プロ野球選手で、ポジションは内野手。右投右打の選手で、高校時代には通算97本塁打を記録し、歴代4位、右打者としては最多という輝かしい成績を持っています。

経歴

プロ入り前

黒瀬は新家小学校1年生のときに新家スターズで外野手として野球を始め、その後、捕手に転向しました。さらに泉南市立一丘中学校では「貝塚ヤング」に所属し、高校は初芝橋本高校に進学。1年生の時からベンチ入りし、秋からは正捕手として活躍しました。2年秋の和歌山県大会ではベスト4に進出したものの、3年夏の甲子園出場は果たせず、高校通算97本塁打の記録を持って2015年のプロ野球ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから指名を受けました。契約金3500万円、年俸500万円で入団し、背番号は61番が与えられました。

プロ入り後

プロ入り初年の2016年は二軍で15試合に出場し、打率.186という成績でした。三軍戦には71試合出場し、打率.209で2本塁打を打ちました。翌2017年には、春季キャンプ中に右母指基節骨骨折という怪我を負い、手術を受けました。怪我から復帰後、一軍公式戦には出場できませんでしたが、三軍戦で47試合に出場し、打率.244、5本塁打、26打点を記録しました。2018年も一軍出場はなく、10月4日に戦力外通告を受けたものの、育成選手として再契約を果たしました。

2019年は二軍戦に16試合出場し、三軍では87試合に出場し、打率.255、5本塁打、34打点を記録。また、2020年には二軍で11試合、三軍で48試合に出場し、打率.328、8本塁打、23打点という成績を残しました。2022年にはウエスタン・リーグで打率.260、7本塁打を記録し、7月28日に4年ぶりに支配下選手として復帰し、背番号も12に変更されました。同年の8月3日には、北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初安打を記録するなどの成果をあげましたが、シーズン終了後の10月22日には再度戦力外通告を受けました。11月8日の合同トライアウトでは結果を残せず、12月26日には自身のインスタグラムで現役引退を発表しました。

現役引退後

引退後は福岡ソフトバンクホークスに残り、野球振興部のスタッフとして活動しています。選手としての経歴を生かし、今後の野球界に貢献する役割を果たしています。

選手としての特徴・人物

黒瀬は長打力が持ち味で、右の大砲候補として期待されていました。高校時代には50m走を6秒85、遠投を100mで記録した身体能力のある選手です。愛称は「クロ」または「クロちゃん」で、好きな選手には森友哉を挙げています。また、2021年からは中田翔の自主トレに参加し、彼からスポーツ力学を学び、打撃理論についても親密に語り合ったとされています。彼のキャリアは、輝かしい実績とともに、引退後に新たな道を歩む姿勢が印象的です。

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