GUYS

アルバム『GUYS』について

『GUYS』は、CHAGE and ASKAによる15作目のオリジナル・アルバムです。この作品は1992年11月7日に発売され、代表曲としても知られています。リリースから幾度も再発売が行われ、特に1993年にはAPO-CDとして、1998年、2001年にもCD版として再リリースされ、2009年にはSHM-CDとして再登場しました。特に多くのファンに愛され続ける名盤です。

背景とタイトルの由来

本作は前作の『TREE』から約1年の間に制作されました。タイトルは1992年度のコンサートフィルムに関連しており、スタッフが「2人が“ガイズ”って感じ」と発言したことがヒントになり、ASKAが「GUYS」と名付けました。

初回限定盤ではスリーブ・ケースや特殊パッケージ、ブックレットが同梱されており、写真の掲載に際してトラブルが発生。広川泰士の写真が無断で使用されていたため、CDの出荷が一時停止されるという騒動もありました。この影響で、後に写真が差し替えられ、再登場しています。

レコーディングの舞台

『GUYS』制作にあたり、1990年の『SEE YA』以来、ロンドンでのレコーディングが行われました。ASKAは1992年6月にロンドンに入り、その後CHAGEも合流。CHAGEは1992年10月に帰国したのに対し、ASKAはアルバム完成後もロンドンに留まっていました。

制作エピソード

1曲目の「GUYS」は、編曲を担当した村上啓介が酔っ払っている時に、ASKAから突然の電話を受け急遽編曲作業を進めました。このようなエピソードは、ALBUMの制作過程における面白い一面を反映しています。

批評とチャート成績

CHAGEとASKA自身が本作を最高傑作と評価し、1992年11月16日付のオリコンで1位を獲得、売上は140.7万枚に達しました。これにより、CHAGEとASKAのオリジナル・アルバムとして、2作連続のミリオンセラーを記録しています。

収録楽曲の紹介

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この曲は、CHAGEとASKAが出演したPanasonicのCMソングとしても利用され、当初の仮タイトルは「M-3」でした。バラードが多かった当時、テンポの良い楽曲が注目を浴びました。

野いちごがゆれるように

日本航空のCMソングで、ASKA自身が20年後、30年後の自分に向けて書いた曲です。メロディに関しても特別な思い入れがあります。

if

1992年7月に発売されたシングルとしてうまくアルバムのイメージに取り入れられました。

光と影

CHAGEが意識して書いた作品で、平易な言葉を用いています。

HANG UP THE PHONE

電話をテーマにした曲であり、後のMTVでのパフォーマンスでも登場しました。

だから…

作詞が各メロディ部分に分かれており、ロンドンのチャイナタウンの恋人の様子が影響を与えています。

WHY

SUBARUのCMソングで、久しぶりに“別れ”をテーマにした作品です。

今日は…こんなに元気です

シングル「no no darlin'」のカップリング曲で、ファンにとっても大変魅力的な一曲です。

夢

短時間で作曲された曲であり、特に生まれたという印象が強い楽曲です。

CRIMSONとno no darlin'

どちらもシングルのカップリング曲として、キャッチーな印象を持っています。

エピローグ

このアルバムは、単なる音楽作品という枠を超え、CHAGE and ASKAのアーティストとしての成長を象徴する作品となっています。音楽的に様々な試みがされ、ファンの心に今でも深く根付いている名盤です。

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