「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック The Golden Oldies

『福山エンヂニヤリング サウンドトラック The Golden Oldies』は、福山雅治が率いるFUKUYAMA ENGINEERNING GOLDEN OLDIES CLUB BANDによる、2002年発売のカバーアルバムです。このアルバムは、関西テレビ・フジテレビ系で放送されたバラエティ番組『福山エンヂニヤリング』の企画から誕生しました。

番組内コーナー「Factory Live」では、福山雅治率いるスペシャルバンドが、往年の名曲をカバー演奏。このアルバムには、その模様を収録した「Factory Live Recording」(#1～#6)と、スタジオでライブ録音された「Studio Live Recording」(#7～#16)が収められています。いずれも“一発録音”にこだわり、臨場感あふれる演奏が特徴です。

収録曲は、チューリップの「青春の影」、中島みゆきの「ファイト!」、井上陽水/中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」、山口百恵の「秋桜」、寺尾聰の「ルビーの指環」など、昭和を代表する名曲ばかり。原曲の編曲者である井上鑑がキーボードで参加している「ルビーの指環」は、特に注目です。

その他、花田裕之の「雨のバス」、越路吹雪の「ラスト・ダンスは私に」、加山雄三の「お嫁においで」、ザ・ディランIIの「プカプカ」、BUZZの「ケンとメリー〜愛と風のように〜」、沢田研二の「勝手にしやがれ」、サンハウスの「ロックンロールの真最中」、ビートたけしの「浅草キッド」、遠藤賢司の「おでこにキッス」、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」、大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」と、幅広いジャンルの楽曲が収録されています。

このアルバムは、オリコンアルバムチャートで最高2位を記録し、累計売上枚数は50万枚以上を突破。カバーアルバムとしては異例のヒットとなりました。福山雅治の新たな音楽性を感じられるとともに、昭和の名曲の魅力を再発見できる、聴きごたえのある一枚です。ライブレコーディングならではの熱気と、福山バンドの卓越した演奏技術が融合し、時代を超えて愛される名盤となっています。

もう一度検索