あいしま (掃海艇)

掃海艇あいしま（JS Aishima, MSC-688）

掃海艇「あいしま」は、海上自衛隊のすがしま型[[掃海艇]]の8番艇であり、その名称は山口県に位置する相島に由来しています。本艇の艦暦に焦点を当て、多くの訓練や任務に従事してきた歴史について詳しく紹介します。

艦暦の概要

「あいしま」は、2001年4月17日に起工され、2002年10月8日に進水、その後2004年2月16日に就役しました。就役後、掃海隊群第1掃海隊に編入され、その役割を果たすこととなります。

艦の最初の任務となったのは、2006年の第3回西太平洋掃海訓練でした。この訓練では、掃海母艦「ぶんご」や掃海艦「はちじょう」とともに、マレーシア周辺海域での活動を行いました。

東日本大震災への対応

2011年3月11日に発生した東日本大震災に対しても、「あいしま」は貴重な支援を行いました。特に、3月28日には宮城県追波湾の被災者に生活物資を提供しました。さらに、翌日にはガソリンの輸送を行い、3月30日には食料品や日用品を輸送しました。被災地の支援は、3月31日にも続き、柏浜基地と韮浜に必要な物資を届けました。

訓練と演習の歴史

その後、「あいしま」は様々な機雷戦訓練に参加し、2012年2月からは伊勢湾での平成24年度機雷戦訓練に取り組みました。2014年には硫黄島周辺海域での実機雷処分訓練や、掃海特別訓練にも参加し、技術向上に努めました。

さらに、2015年にはシンガポール海軍やインドネシア海軍との共同訓練にも参加し、国際的な協力の一環として活動しました。

改編と新たな任務

2016年には掃海隊群の改編があり、新たに第3掃海隊に編成替えされました。2017年には、再び様々な機雷戦訓練や実機雷処分訓練に参加し、さらなる技術向上に励みました。その中で、2018年には広島県での給水支援活動を行い、地元の人々に貢献しました。

2020年には舞鶴地方隊第44掃海隊に編入され、その後も訓練や実践活動を続けています。2021年には低視認性塗装に変更され、艦艇の見え方にも工夫が施されました。具体的には、艦番号や艦名の色が変更され、対空表示の消去が行われました。

結論

「掃海艇あいしま」は、海上自衛隊の掃海任務において重要な役割を果たしてきた艦艇であり、その活動は訓練だけでなく、さまざまな災害派遣や国際共同訓練を通じて、地域や世界に貢献してきました。今後もこの艦艇の活動に期待が寄せられます。

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