あさのまさひこ

朝野正彦（あさの まさひこ）

朝野正彦（本名：朝野正彦、1965年7月31日 - ）は、模型文化に精通したライター、フリーランスのエディター、プロデューサー、プランナーとして幅広い活動を展開しています。御茶の水美術専門学校を卒業後、模型雑誌の編集や模型イベントのプロデュースを手がける一方で、真鍋公彦のペンネームで女性アイドルのイラストレーターとしても知られています。千葉県佐倉市出身。

略歴

1980年代からアニメファンとして、アニメ雑誌の投稿欄でその才能を発揮し始めました。特に『ファンロード』では、フィギュアを中心とした立体作品を発表し、秋山徹郎が設立したフィギュア造型集団「O.F.F.」（オリジナル・フィギュア・ファクトリー）に参画。O.F.F.では、メンバーが製作したフィギュアの作例や製作方法の解説、素材の紹介をまとめた同人誌『O.F.F.ワークブック』を発行しました。

黎明期にはバンダイから『うる星やつら』のラムちゃんのインジェクションキット、ツクダホビーからジャンボフィギュアが発売され、フィギュアモデルが模型雑誌に登場し始めると、O.F.F.のメンバーがライターとして『モデルグラフィックス』などの模型雑誌に寄稿するようになりました。

1987年には『モデルグラフィックス』編集部に就職。翌年、フリーランスのライター・編集者として独立。同誌上では、『機動戦士ガンダム』を模型と考察の両面から再構築する連載企画『ガンダム・センチネル』を主導しました。1991年から1993年まで、契約社員として同誌の2代目編集長を務めました。ゼネラルプロダクツ（現・ガイナックス）主催の頃からワンダーフェスティバルに参加し、現在はオフィシャルブランドである「ワンダーショーケース」のプロデュースを担当しています。

自画像は、自称する「まにあ」の由来となった「あの字のビスケット」の頭部で描かれています。

また、テレビアニメ『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』のエンディングテーマとして採用されたNeko Jumpの楽曲『Chuai mad noi』の日本語版である『朝イチ大パニック！』の日本語版作詞者としても知られており、同作の深夜再放送版『～＋（プラス）』第14話のエンディングでクレジットされています。

著書

「海洋堂クロニクル」 ISBN 4872336917
「海洋堂マニアックス」 ISBN 4812430143
「’80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録」

模型誌作例

すべて『モデルグラフィックス』誌に掲載。

1985年4月号 (Vol.6)　1/7(フルスクラッチ)　『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』版・森沢優
1988年1月号 (Vol.39)　1/7.65(OFF)　Tomomi Dreaming
1988年9月号 (Vol.47)　1/7.76(OFF)　the few of fears，SHIGEMI

関連項目

ガンダム・センチネル
ワンダーフェスティバル
モデルグラフィックス
レプリカント (雑誌)
あにゃまる探偵 キルミンずぅ
Neko Jump

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