あした家族になあれ

『あした家族になあれ』は、1995年6月5日から7月21日にかけて、TBS系列の「花王 愛の劇場」枠で放送された、全35話からなる昼ドラマです。

あらすじ

物語の主人公は、28歳の主婦・水谷奈津子。5歳と7歳の子どもを持つごく普通の主婦でしたが、ある日突然、夫が会社の金を横領して失踪してしまいます。住んでいた社宅も出なければならなくなり、奈津子は実姉である佳代子とその夫・良平の家に子どもたちと身を寄せることになりました。

しかし、そんな矢先、佳代子が急逝。奈津子は夫を失い、良平は妻を亡くすという悲劇に見舞われます。こうして、夫を失った奈津子と子どもたち、そして妻を失った良平とその娘という、複雑な状況にある人々が一つ屋根の下で生活を始めることになります。それぞれが喪失感を抱えながらも、新たな「家族」の形を模索していく姿が描かれています。

キャスト

水谷(川島)奈津子 - 生稲晃子：本作の主人公。夫の失踪により、姉夫婦の家に身を寄せることになった主婦。
篠田佳代子 - 高樹澪：奈津子の実姉。物語の序盤で急逝し、以降は写真での登場となる。
篠田良平 - 山下真司：佳代子の夫。大学教授。
加納朝美 - 中島宏海：奈津子の親友。独身。
類家大地
五十嵐瑞穂
藤原まゆか：良平の一人娘で、奈津子の姪。
淡路恵子
亀山忍
石井トミコ
石田太郎
森部達也
吉田美江

スタッフ

プロデューサー：吉田由二、元信克則、内野建
脚本：いずみ玲
演出：江上官
制作：TBS、ジーカンパニー

主題歌

「泣けばいい」
作詞：松井五郎
作曲：松本俊明
編曲：林有三
歌：郷ひろみ


このドラマは、突然の不幸に見舞われた人々が、互いに支え合い、新たな家族の形を築いていく過程を描いています。喪失と再生、そして家族の温かさをテーマにした感動的な作品です。昼ドラならではの展開と、キャストの熱演も話題となりました。

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