アットホーム

アットホーム株式会社の概要と沿革

アットホーム株式会社は、東京都大田区に本社を持つ不動産情報サービスを専門とする企業です。主な業務は、不動産業者同士の情報流通サービスや、消費者向けの不動産情報、そして不動産業務を支援するサービスの提供です。特に、同社が2008年11月に始めた「athome Business Base」は、物件検索や成約連絡、物件管理などの仲介業務を包括的にサポートし、多くの不動産関連業者に利用されています。全国には42カ所の事業所を展開しており、最近では、消費者が直接不動産店舗に足を運ばずに情報を取得できるシステムの開発に注力しています。

沿革

アットホームの歴史は1967年に始まります。初めての事業はヨコハマ物件配布センターの設立です。1970年に株式会社に改組（その後不動産ニュース株式会社に社名変更）。1974年には「IRテレフォンサービス」をスタートし、1975年には不動産情報処理サービスを始めました。その後も、各種の情報サービスを展開し、1981年には「アットホーム不動産情報ネットワーク」への改名が行われました。

1982年には消費者向けの賃貸物件情報誌「マイルームガイド」を出版し、その後も各種サービスを拡充。1987年に社名をアットホーム株式会社へ変更し、1988年には電子作図システムを導入しました。1990年からは海外不動産情報の提供も開始し、1996年にはインターネットによる情報提供が始まり、タッチパネル式の物件検索機「マイルームNAVI」も販売されるようになりました。

2000年代に入ってからは、携帯電話を利用した情報提供やアプリの開発にも進出。近年はさらにデジタル化が進み、地域に密着した情報も迅速に提供できる体制を整えています。2008年にはファミリーマートの端末を通じて全国の賃貸物件情報の提供を開始し、2009年には売買専門サイト「at home 不動産売買」を開設しました。

マーケティング戦略

アットホームは、テレビコマーシャルに力を入れており、2017年からは人気キャラクターのウォーリーとのコラボを行います。これによりブランド認知度を高めることを目指しています。CMは時代に合わせた多様な展開がなされており、最新のプロモーションには俳優の坂口健太郎や女優の古川琴音が起用されています。また、CM音楽は大原櫻子の「Realize」が使用されています。

今後の展望

アットホーム株式会社は、デジタルサービスの拡充と消費者向けの利便性向上に取り組んでいます。ネットを介した不動産情報提供の重要性が高まる中、同社はよりリアルタイムで正確な情報を提供し続けることが求められています。また、地域に根差したサービスの拡大を図り、顧客満足度を高めるための業務改善にも力を入れています。

まとめ

長い歴史を持ち、消費者と不動産業者の橋渡し役を果たしているアットホーム株式会社は、今後も新たな事業展開やサービス改善を図り、市場での地位をさらに強化していくことでしょう。

もう一度検索