あつあつカップルいじわる大作戦

あつあつカップルいじわる大合戦

『あつあつカップルいじわる大合戦』は、日本のテレビ番組として1981年10月4日から同年12月27日までTBS系列で放送された、毎日放送が制作したゲームバラエティ番組です。放送時間は毎週日曜日の14:00から14:30までの30分間で、視聴者参加型のユニークな形式が特徴でした。

この番組のメインとなるのは、大学生を中心とした男女のカップル4組が参加し、様々なゲームに挑戦するコンセプトです。これらのゲームを通じて、カップル同士が競い合い、優勝チームには賞金30万円とグアム島への旅行が贈られるという豪華な特典が用意されていました。視聴者も楽しみながら参加できる仕組みになっていたため、多くの人に親しまれました。

番組の進行を担当したのは、板東英二とマッハ文朱という2人の司会者です。彼らは軽快なトークで番組を盛り上げ、出場者たちを支えつつエンターテイメント性を高めていきました。板東とマッハの絶妙なバランスによる進行は、多くのファンを惹きつけ、一緒に楽しむことができる雰囲気を作り出しました。

『あつあつカップルいじわる大合戦』は、前作である『クイズ世界に挑戦!』の後を継いでスタートしましたが、残念ながらわずか3か月で放送が終了してしまいました。この短命に終わった理由には、視聴率やスポンサーの問題などが影響した可能性があります。また、毎日放送が手がけた視聴者参加型番組シリーズは、この番組の放送終了をもってひと段落となりました。1979年10月から続いていた『やすきよの結婚します!』以来、2年3か月にわたるシリーズは、この番組が最後となりました。

番組の終了後、板東英二とマッハ文朱はその後、同じく毎日放送が製作した別の番組『クイズ!!ひらめきパスワード』で再度共演しています。このように、新たな番組でコンビを組むことで、彼らの司会者としての道をさらに広げていきました。

『あつあつカップルいじわる大合戦』は、その特徴的なビジュアルや多彩なゲーム内容、そして司会者の絶妙な掛け合いにより、当時のテレビ番組の中でも特異な存在として名を刻みました。視聴者参加型のゲームバラエティは、今でも多くの人々に愛されているジャンルであり、この番組の試みがその発展の一端を担ったと言えるでしょう。

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