クイズ世界に挑戦!

クイズ世界に挑戦!

『クイズ世界に挑戦!』は、1980年10月5日から1981年9月20日まで、TBS系列で放送された毎日放送（MBS）製作の人気クイズ番組です。本番組は、放送開始当初から視聴者の注目を集め、豪華な賞品と参加者の熱い競争が魅力でした。

番組概要

本番組の放送時間は毎週日曜日の14:00から14:30までで、斎藤努が初代司会者として番組をリードしました。その後、1981年4月に桂三枝（現・桂文枝）が2代目として番組の司会を引き継ぎました。解答者たちは、トランプのエースカードを模した特徴的なセットで、クイズに挑戦していきました。

出演者とルール

主な出演者

• - 斎藤努 (初代司会者、MBSアナウンサー)
• - 桂三枝 (2代目司会者)
• - 白井京子 (出題者)
• - ローリー (ディーラー)
• - ハナ肇 (レギュラー出演者)
• - 槇大輔 (ナレーター)

初代司会時代のルール

番組の初期、斎藤努が司会を担当していた頃のルールでは、解答者は最初に持ち点として50点を持ち、クイズに正解するごとに点数を稼ぎました。クイズ形式は主に「ポーカーフェイスクイズ」と「早押しクイズ」で構成されていました。ポーカーフェイスクイズでは、海外からの映像に基づいた○×問題が出題され、正解・不正解によって持ち点が変動します。また、早押しクイズは解答者が瞬時に手を挙げて答えるスタイルで、出題される問題のテーマは主に海外に関するものでした。

桂三枝時代の変遷

桂三枝が司会を務めるようになってからは、持ち点や賞金が変更され、賞金は10点につき2,000円に引き下げられました。クイズの変更に伴い、新たに「オープニングクイズ」や「ファイナルチャンス」が導入され、参加者はさらに多彩な問題に挑戦しました。特にオープニングクイズでは、珍しい世界の品々を見せられ、その利用法を当てるというユニークな形式が人気を博しました。

豪華賞品とトラベルツリー

番組では、獲得した点数に応じて旅行の獲得が可能であり、特に優勝解答者には海外旅行のチャンスが用意されました。旅行のランクは、当初はポーカーの役によって決定されていましたが、放送が進むにつれてポイントによって決められるようになりました。特に注目されたのは、ナンバーシャウトゲームというトランプを使ったゲームで、ここで出たジョーカーは旅行のランクを上げる要素となりました。

テーマ曲と効果音

番組のテーマ曲にはトランザムの「フライング・ハイ」が使用され、斎藤努時代のオープニングと桂三枝時代のエンディングテーマにそれぞれ使われました。また、正答時はファンファーレが流れ、不正解時にはしおれた音楽が流れるなど、視聴者に強い印象を与える工夫が施されました。

補足情報

この番組は日本航空（JAL）の一社提供でスタートしましたが、後にネスレ日本との共同提供に変更されています。収録は大阪の千里丘放送センターではなく、東京渋谷ビデオスタジオで行われており、共同製作はテレビマンユニオンが担当していました。『クイズ世界に挑戦!』は、当時のクイズ番組の中でも特に印象深いものとなり、多くの視聴者に愛されました。

もう一度検索