あのさよならにさよならを

あのさよならにさよならを

「あのさよならにさよならを」は、日本の女性歌手、華原朋美の26枚目のシングルです。この楽曲は、中島みゆきによって書き下ろされたもので、2006年に放送されたNHKの木曜時代劇「次郎長 背負い富士」の主題歌にふさわしい作品となっています。

楽曲の背景

「次郎長 背負い富士」は、2006年6月から8月まで放送された全10回の時代劇で、このドラマのテーマに沿ったバラードとして「お別れ」をテーマにした歌詞が印象的です。一方で、シングルにはカップリングとして「運命の糸」も収録されています。こちらの楽曲は、芸能人女子フットサルチーム「FANTASISTA」のテーマ曲でもあり、幅広い視聴者に親しまれています。

中島みゆきとの関係

華原朋美が中島みゆきの楽曲に憧れをもっていたことは周知の事実で、2005年5月に放送された「MUSIC FAIR 21」の特集では、彼女が中島と共演した際にその素晴らしさを再確認したそうです。その後、華原は中島に楽曲の提供を何度も求め、約1年の時を経てようやく実現したことは、ありがたいことでした。いわば、このシングルは彼女にとってだけでなく、多くのファンにとっても特別な作品となっているのです。

NHKのど自慢での披露

「ださよならにさよならを」は、2006年10月1日に北海道遠軽町で放送されたNHKのど自慢で初めて披露されました。この出演が華原にとっては初の試みであり、彼女の歌声を全国に届ける貴重な機会となりました。しかし、華原はその後活動を休止することとなり、再びのど自慢に出演するまでには8年8ヶ月もの時間を要しました。2015年6月14日に再出演し、多くのファンの前でその歌唱力を披露しました。

中島みゆきのセルフカバー

この楽曲は中島みゆきの34枚目のオリジナルアルバム『ララバイSINGER』において、彼女自身によるセルフカバーもされています。さらに、華原のデビュー20周年を祝ったオールタイムベスト・アルバム「ALL TIME SINGLES BEST」がリリースされるまで、このトラックはアルバムに収録されていませんでした。「運命の糸」も同日リリースされたベストアルバム「ALL TIME SELECTION BEST」に収録されています。

インストアイベントとチャート成績

シングルの発売週には、HMV新宿SOUTHにおいて、恒例のインストアミニライヴと握手会イベントが行われ、多くのファンが駆けつけました。華原の楽曲は、USENの総合チャートで最高7位にランクインし、その人気を証明しました。

CMでの使用

シングルのカップリングである「運命の糸」は、発売後に桃の天然水のCMソングとしても起用され、より広く知られるきっかけとなりました。

現在の状況

2023年の時点で、ユニバーサルミュージックからは本作品のみが配信されていないという状況です。このことからも、この楽曲が特別な地位を占めていることが理解できます。

収録曲

• - あのさよならにさよならを

作詞・作曲：中島みゆき
編曲・プロデュース：瀬尾一三

• - 運命の糸

作詞：園田凌士
作曲・編曲：森山輝一
プロデュース：与田春生

• - あのさよならにさよならを [INSTRUMENTAL]
• - 運命の糸 [INSTRUMENTAL]

外部リンク

詳細については、華原朋美の公式ウェブサイトをご覧下さい。

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