あらい浜風公園

あらい浜風公園：播磨灘の絶景と潮風を感じる憩いの空間

兵庫県高砂市に位置するあらい浜風公園は、かつて美しい白松青砂で知られた海岸線の面影を今に伝える、貴重な都市公園です。昭和30～40年代の高度経済成長期、工業化による大規模な埋立地造成で、高砂市の海岸線は大きく姿を変えてしまいました。そんな中、2006年11月19日、高砂みなとまちづくりの取り組みの一環として、地元企業の協力のもと、この公園が開園しました。隣接する兵庫県立高砂海浜公園とともに、高砂市の豊かな自然と歴史を今に伝える存在となっています。

公園の特色：海と一体となった自然と遊び心

あらい浜風公園最大の魅力は、何と言ってもその立地です。播磨灘に面した公園からは、雄大な海と美しい景色を堪能できます。特に夕暮れ時の夕日は息を呑むほど美しく、多くの来園者を引きつけています。天候の良い日には、淡路島や家島諸島はもちろん、はるか遠く四国方面まで見渡せることもあります。

公園内には、海と繋がる「この浦舟池」というユニークな池があります。潮の満ち引きによって水深が変化し、カニや魚などの生き物も観察できることもあります。ただし、足場が不安定な場所もあるので、注意が必要です。子供たちに人気の帆船型滑り台「浜風丸」や風車など、遊び心あふれる遊具も設置されており、大人から子供まで楽しめる空間となっています。

利用上の注意とアクセス

公園内では、釣り、花火、バーベキュー、キャンプなどは禁止されています。美しい景観を守るため、ルールを守って利用しましょう。

開園時間は季節によって異なります。

4月～11月：6時～20時
12月～3月：7時～18時

アクセスは、

加古川バイパス加古川西ランプから県道43号線を高砂方面へ約5km
山陽電気鉄道荒井駅下車、南へ約1.5km（徒歩約20分）

となっています。車、電車どちらでもアクセスしやすい立地です。

イベントと周辺情報

あらい浜風公園では、年に数回、写真展などのイベントが開催されることがあります。地元の文化に触れ合える貴重な機会です。公園の周辺には、高砂市街地や他の観光スポットも点在しており、一日を通して楽しめる場所となっています。

まとめ：高砂の自然と歴史に触れる公園

あらい浜風公園は、高度経済成長期に失われた海岸線の再生という歴史的背景を持ち、自然と触れ合い、美しい景色を堪能できる、貴重な公園です。家族連れ、カップル、一人旅など、様々な利用者にとって魅力的な場所となっています。播磨灘の壮大な景色と、潮風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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