あるがままの君でいて

パナソニックドラマスペシャル『あるがままの君でいて』

2008年11月24日に放送されたTBS系列のドラマ特別番組『あるがままの君でいて』は、松下グループの社名変更に伴い、『パナソニックドラマスペシャル』としてリブランドされた初作品です。この作品は、平成20年度文化庁芸術祭の参加作品でもあります。

概要

『あるがままの君でいて』は、年に一度放送される『ナショナルドラマスペシャル』の一環として、新たなタイトルで放映されました。ドラマの発案は、TBSが募集した「涙の出る思い出」というテーマに寄せられた一通のメールが端緒となり、実際の出来事が基づいて制作されました。

あらすじ

物語は、伴侶を失った過去を抱えながらも、運命的に出会った靖と由香という二人の登場人物を中心に展開します。彼らは子どもにも恵まれ幸せに生活していましたが、ある日、由香の不注意によって新居が火災に見舞われてしまいます。家族は無事でしたが、火災の衝撃が由香に深刻な影響を及ぼし、彼女は解離性健忘症に苦しむことに。自分を思い出せないという辛さに直面し、医師により「明確な治療法はない」と告げられた靖は、大きな絶望を感じます。しかし、靖は由香の状態を受け入れ、彼女と共に再スタートを切る決意をします。

出演者

ドラマには、堺雅人が榎本靖を、薬師丸ひろ子が榎本由香を演じました。また、子役として宇野愛海と吉川史樹がそれぞれ二人の子どもを演じ、戸田菜穂や小澤征悦などが脇を固めました。多彩なキャスト陣が、物語の深みを増しています。

スタッフ

企画は八木康夫が担当し、脚本は山元清多が手掛けました。演出は吉田健が行い、笠松泰洋の音楽が作品に華を添えています。ロケ協力には松本市や常総フィルムコミッション、フィルム・コミッション伊豆などが関与しました。また、製作はドリマックスとTBSが共同で行いました。

関連作品

本作と同様に、記憶が失われた人との向き合いを描いた作品として、2017年に公開された『8年越しの花嫁 奇跡の実話』や、2012年にTBSで放送された『もう一度君に、プロポーズ』があります。いずれも深い感動を呼ぶ物語です。

公式情報

詳細情報はこちらからご覧いただけます。

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