あわら市本荘小学校

あわら市本荘小学校：歴史と概要

あわら市本荘小学校は、福井県あわら市下番地区に位置する公立小学校です。長い歴史と伝統を誇り、地域社会に密着した教育活動を実践しています。本校は明治6年(1873年)5月1日、中番下番入会地に本荘小学校として開校しました。開校以来、幾度となく時代の変化に対応しながら発展を遂げてきました。

創立当初から幾多の困難を乗り越えてきました。明治25年(1892年)12月31日には火災で全校舎を焼失するという大きな出来事がありました。その後、明治28年(1895年)5月29日には高等科の併設が認可され、明治29年(1896年)7月14日には3年間の裁縫科が併設されるなど、教育内容の充実にも力を入れてきました。

明治34年(1901年)4月1日には轟木昌栄校を本荘小学校分校と改称し、明治37年(1904年)7月18日には新用小学校を本荘小学校新用分校と改称しました。大正4年(1915年)6月1日には新用分校を東善寺に移築し、東善寺分校と改称。昭和10年(1935年)8月31日には東善寺分校の改築が行われました。

昭和22年(1947年)4月1日には中学校が併設され、本荘小中学校と改称。しかし、昭和23年(1948年)6月28日に発生した福井大地震により全校舎が半壊する被害を受けました。同年12月31日には現在地に移転し、東校舎を新築。昭和24年(1949年)4月1日には芦荘中学校創立により、再び本荘小学校と改称されました。

その後も学校施設の整備は進められ、昭和35年(1960年)2月4日には講堂が新築されました。昭和41年(1966年)3月31日には東善寺分校が廃校となり、昭和44年(1969年)7月にはプールが完成しました。昭和47年(1972年)3月31日には轟木分校が廃止となりました。昭和52年(1977年)6月20日には本荘小学校の新校舎が竣工しました。

平成3年(1991年)にはコンピュータ19台を設置。平成16年(2004年)3月1日にはあわら市の発足に伴い「あわら市本荘小学校」と改称されました。平成22年(2010年)には校舎の耐震補強工事やコンピュータの入れ替え、デジタルテレビの設置、管理棟の耐震補強工事など、学校施設の老朽化対策や情報化に対応した整備が行われました。

平成29年(2017年)4月には近隣の小学校である新郷小学校と統合されました。これにより、本荘小学校はさらに規模が拡大し、より多くの児童を受け入れる体制が整いました。

本校の通学区域は、轟木、新田、東善寺、谷畠、上番、根上り、仏徳寺、翠明、光明、御鷹、中番、下番、玉木、河間、河水苑、宮前公文、北本堂、角屋、中浜など、広範囲に渡ります。進学先はあわら市芦原中学校です。最寄りの駅はえちぜん鉄道三国芦原線の本荘駅で、学校からは約664mの距離にあります。

あわら市本荘小学校は、地域に愛され、長く続く歴史を持つ小学校として、これからも地域社会の発展に貢献していくことでしょう。その歴史と伝統を未来へと繋いでいくため、教職員一同、日々努力を続けています。

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