いさりび号

いさりび号について

いさりび号は、広島県広島市と島根県浜田市を高速道路で結ぶバスサービスで、効率的な移動手段として人気があります。このバス路線の正式名は「高速広浜線」で、浜田自動車道の開通を背景に、JRバス中国が運行を引き継ぎ、新たに統合された形でスタートしました。

背景と運行の変遷

いさりび号は1991年12月7日に運行を開始し、当初は1日あたり13往復を行っていました。旧来の「広浜線」があった時代から、バスの便数や運行形態は何度も変更されています。特に、2014年にはみどりの窓口での乗車券販売が終了し、利便性が変わりました。また、2017年には浜田駅と有福温泉の間の運行が終了しています。

2019年のダイヤ改正では、平日の便数が13往復に減少し、全便が広島高速4号線経由に変更されました。この改正により、利用者は移動にかかる時間の短縮を実感できるようになりました。

2020年には新型コロナウイルスの影響で、いくつかの便が運休となり、運行状況は常に変動しています。

運行会社と担当者

いさりび号の運行は、広島電鉄、JRバス中国、石見交通の3社によって行われています。広島電鉄は広島北営業所から3往復を担当しており、JRバス中国は全便を担当しています。また、石見交通は浜田営業所が関与しています。さらに、広島側の運行支援には関連会社イワミツアー広島支店が活躍しています。

ルートと停車停留所

いさりび号は、広島駅新幹線口と浜田駅を結ぶ経路で運行され、寒曳山パーキングエリアで休憩が取られます。運行ルートは、以下のような主要停留所を含んでいます。

• - 広島駅新幹線口
• - 広島バスセンター
• - 大塚駅
• - 浜田駅
• - 黒川町

なお、全便で広島駅新幹線口から浜田駅、またはその逆方向への移動はできません。2024年のダイヤ改正が控えており、今後の変更も注目されています。

車内設備と乗車券

いさりび号では、全便基本的に4列シートの車両が使用されており、快適な移動が可能です。利用者は指定席ではなく自由席方式で、座席は定員制です。乗車券は、運行会社によって違いはありますが、基本的に乗車日の1ヶ月前から窓口で購入することができます。ただし、現在はオンライン予約も可能な場合が多く、事前にチェックすることが推奨されます。

まとめ

いさりび号は、バス旅行の利便性を向上させる存在として、多くの人々に利用されています。広島と島根を結ぶ重要なルートで、それに伴う歴史や運行の進化を知ることで、さらにその魅力が広がります。今後の運行状況にも目が離せません。

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