いすゞ自動車エンジン販売

いすゞ自動車エンジン販売株式会社の概要

いすゞ自動車エンジン販売株式会社は、いすゞ自動車の完全子会社として、ディーゼルエンジン及びマリンエンジンの製造・販売・修理を行っています。本社は千葉県市原市に位置し、業務は幅広い分野に及びます。

主な事業内容

同社は、産業用ディーゼルエンジンを中心に、建設機械やフォークリフト、農業機械用エンジンなど、さまざまな用途に対応したエンジンを提供しています。また、漁船やプレジャーボートのためのマリンディーゼルエンジンも手掛けており、特に中央官庁や地方公共団体の船舶用とし多くの採用実績があります。

歴史と沿革

いすゞ自動車エンジン販売株式会社は1947年に「東京ボート株式会社」として設立されました。1951年には、日本で初めての高速舶用機関の認可を受け、海上保安庁の救助艇やポンプ起動機に採用されるなど、着実にその地位を確立していきました。1972年には社名を「いすゞマリン製造株式会社」と変更し、その後も成長を続けました。

1992年には新たな性能運転試験工場をオープンし、2003年に東京ディズニーシー向けの舶用エンジンの納入実績も達成しました。2006年にいすゞ自動車が全株式を取得し、完全な子会社となったことで、さらなる安定した事業運営が可能となりました。

2007年には、日本初となるアメリカの舶用排気ガス基準をクリアしたコモンレール式エンジンと発電機の開発に成功し、販売を開始しました。2013年に社名を「いすゞ自動車エンジン販売株式会社」と改め、さらに業務の本社を東京都品川区に移転しましたが、2022年5月には再び千葉県市原市に本社を移しました。

事業所とネットワーク

同社の事業所は、千葉県市原市に位置する本社及び工場の他、日本全国に営業所を展開しています。関東・東日本営業所は千葉や東京を含む広い地域をカバーし、その他にも中部、関西、四国、九州・沖縄に営業所があります。これにより、地域に密着したサービスの提供が可能です。

販売・サービスの展開

いすゞ自動車エンジン販売株式会社では、全国各地に販売・サービスネットワークを構築しています。北海道から九州・沖縄まで、各地域のいすゞ自動車関連会社が支店及び営業所を設けており、地域ごとのニーズに応じた対応を行っています。

未来への展望

今後もいすゞ自動車エンジン販売株式会社は、技術革新を追求し、環境に優しいエンジンの開発に取り組み続けます。その姿勢は、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。

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