いぶき野 (横浜市)

いぶき野について

いぶき野（いぶきの）は、神奈川県横浜市緑区の長津田地区に位置する地名です。この地域は、独自の町名をが付けられているエリアで、住居表示は未実施となっています。いぶき野は主に一戸建ての住宅が多く、大規模マンションは見られません。静かな住宅街が広がっており、周囲には自然も豊かです。

地理

いぶき野は、北西側に長津田、北には恩田川上にわずかに青葉区の田奈町が位置しています。また、北東方向には青葉区のしらとり台、南東方向には十日市場町、南から西側には長津田みなみ台と接しています。このように、いぶき野は周囲の町ととても近い距離にあり、便利な立地と言えるでしょう。

河川

いぶき野の近くには恩田川が流れており、この川は地域を潤す重要な水源となっています。川沿いには緑地が整備されている場所もあり、住民が自然を楽しめる環境が整っています。

地価

地価については、2024年（令和7年）1月1日の公示地価において、いぶき野40番8の地点で25万6000円/m²となっています。この価格は、地域に住むことを希望する方々にとって目安になるかもしれません。

歴史

いぶき野は、東急によって実施された下長津田土地区画整理事業の一環として宅地開発されたエリアです。1973年（昭和48年）4月6日に長津田町の一部からいぶき野が新設されました。その後、1980年（昭和55年）12月には土地区画整理事業が進行し、恩田町、十日市場町、長津田町の一部がいぶき野に編入されました。

さらに1994年（平成6年）11月には行政区の再編成が行われ、緑区が再設置されました。そして、2005年（平成17年）1月には再度長津田町から一部がいぶき野に編入され、いぶき野の一部も長津田みなみ台七丁目に組み込まれました。こうした歴史的な背景が、いぶき野という地名の成り立ちに関わっています。

世帯数と人口

2025年（令和7年）6月30日現在、横浜市が発表した情報によると、いぶき野の世帯数と人口は徐々に変化しています。国勢調査を通じた人口の推移を見ていくと、地域コミュニティの発展や新しい住民の移入が影響していることがわかります。

学区

いぶき野に居住する子どもたちが通う市立小・中学校の学区は、2024年11月時点で指定されています。地域の教育環境が整っていることが、住民の安心感につながっています。

交通

交通面については、いぶき野内にはJR横浜線の駅が設置されていないため、最寄駅は長津田駅と十日市場駅となります。また、バスに関しては横浜市営バスの98系統が走っており、いぶき野、上の原、グリーンハイツ前のバス停が設けられています。さらに、国道246号も近くを通っており、車でのアクセスも良好です。

施設

地域内には横浜市立いぶき野小学校や中山ビル（ハードオフ横浜長津田店）、市営上の原グリーンハイツ、下長津田神社などの施設があり、地元住民の日常生活を支えています。

まとめ

いぶき野は、住宅地としての側面が強いですが、周囲には自然環境も存在し、地域の発展とともに居住者がゆったりと暮らせるエリアです。地理的な利便性や歴史的な経緯を考えると、今後も多くの人にとって魅力的な住環境であることが期待されます。

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