うしろゆびさされ組

うしろゆびさされ組について

うしろゆびさされ組（うしろゆびさされぐみ）は、女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」の一員であった高井麻巳子と岩井由紀子（愛称：ゆうゆ）から成るアイドルユニットです。このユニットは1985年9月30日に結成され、1987年4月5日に解散しました。その活動期間はおよそ1年半でありましたが、短い間ながらも多くのファンに愛されました。

結成の背景

バラエティ番組『夕やけニャンニャン』のチーフディレクターであった笠井一二が、フジテレビの編成部が企画した新番組のテーマソングを制作する機会を利用し、高井麻巳子と岩井由紀子をユニットのメンバーに選ばせました。この選定の理由には、作中のヒロインたちに似た雰囲気を持っていたことや、フジテレビの帰宅方向が同じであったことが挙げられます。

ユニット名は秋元康と笠井一二によって考案されました。当初は「キウイ組」や「パパイア組」など複数の候補名があり、すでに「キウイ組」としてジャケットも印刷されていましたが、最終的に秋元の提案した「うしろゆびさされ組」という名称が選ばれることになりました。この結果、印刷されたジャケットは破棄されています。

デビューと活動

結成発表は1985年9月30日の放送の中で行われ、デビューシングル『うしろゆびさされ組』が初めて披露されました。デビュー曲は1985年10月5日にリリースされ、その後も数多くのシングルとアルバムを発表しました。シングルは『ハイスクール!奇面組』のオープニングおよびエンディングテーマとして継続的に使用され、これにより多くのファン層を獲得することができました。

シングルとアルバム

解散までの間、彼女たちは計6作のシングルをリリースし、アルバムは3作を発表しました。シングルとしては、デビュー曲の他にも様々な楽曲が制作されています。このような活躍で、彼女たちは当時のアイドルシーンにおいて重要な存在となりました。

解散とその後

1987年1月5日、高井麻巳子が同年4月におニャン子クラブを卒業することが発表され、これに伴いユニットも解散する運びとなりました。解散に際して、彼女たちはアニメ『奇面組』内で特別出演し、ファンに最後の姿を見せました。最終公演は1987年4月5日に国立代々木競技場で開催されたコンサート「おニャン子Sailing夢工場」において行われ、ここで解散のセレモニーが行われました。

解散後の1987年9月20日には、再結成されたものの、その後は一度も再活動することはありませんでした。うしろゆびさされ組の短い活動期間は、彼女たちの個性と魅力を存分に発揮し、今もなおその姿を思い起こさせる存在となっています。

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