高井麻巳子

高井 麻巳子

高井麻巳子（たかい まみこ、1966年12月28日生まれ）は、福井県小浜市出身の元アイドルであり、現在は株式会社秋元康事務所の監査役を務めています。夫は著名な作詞家である秋元康さんです。そのキャリアはアイドルグループ『おニャン子クラブ』のメンバーとして始まりました。彼女は会員番号16番をつけ、数々の音楽活動を展開しました。さらに、女子美術短期大学を卒業し、芸術的な背景を持っています。

略歴

1985年に福井県立若狭高等学校を卒業した高井は、特に目立つ存在ではありませんでしたが、明るく活発な性格で人気がありました。彼女は「ミス若高」とも称され、芸能界への道を目指して上京しました。同年4月には『夕やけニャンニャン』のコーナー「ザ・スカウトアイドルを探せ!」で伊藤克信にスカウトされ、アイドル活動を始めることになります。その際、彼女は「青い珊瑚礁」を歌い、117点という高得点で合格しました。

その後、おニャン子クラブとしてデビューし、9月にはソロデビューした河合その子のキャンペーンに参加しました。10月には岩井由紀子とともにユニット『うしろゆびさされ組』を結成し、アニメ『ハイスクール!奇面組』の主題歌を歌ってデビューしました。1986年には『シンデレラたちへの伝言』でソロデビューを果たし、オリコンの初登場1位を獲得します。この活動と並行して、彼女は様々なシングルやアルバムを定期的にリリースしました。

1987年にはおニャン子クラブを卒業し、女優としてドラマに出演するなど新たなキャリアに挑戦しています。また、忌野清志郎のファンであった高井は、音楽誌のインタビューでそのことを語り、それによりRCサクセションのアルバムに参加することになりました。彼女は1988年にファンクラブの結成記念コンサートを開いた際、気持ちの高まりを感じたそうです。

同年5月には秋元康と結婚し、その後芸能界を引退し、スムーズに新生活に突入します。その後、1年半もの間アメリカ・ニューヨークで過ごし、家庭を築くことに専念しました。2001年には長女を出産し、2004年には長い間表舞台から離れていた彼女がテレビに姿を見せることとなります。

人物背景

高井は4人姉妹の次女として生まれ、実家は自転車販売店でした。姉はフジテレビの音楽番組で活動していたダンスチーム「Dee-Dee」のメンバーでした。デビュー前から彼女はチェッカーズの大ファンで、特に藤井尚之に憧れていたといいます。著名なアーティストたちと交流があり、2023年時点でも彼らとの関係を続けています。また、同じおニャン子クラブのメンバーである斉藤由貴と親友で、様々な思い出を共有しています。

結婚後は表立った活動は減少しましたが、小説の挿絵などを手がけ続けました。彼女は「秋元麻巳子」として活動を続け、「豊臣秀吉」や「田中角栄」などの人物を尊敬していたと語っています。高井の芸能活動は彼女の独自のスタイルを持ちながら、多方面で才能を発揮した存在であり、幅広い影響を与えました。彼女の足跡は今でも人々の記憶に深く刻まれています。

代表作

シングル

• - 『シンデレラたちへの伝言』（1986年）

アルバム

• - 『いとぐち』（1987年）
• - 『こころ日和』（1987年）

出演作品

• - 映画『恋する女たち』（1986年）

高井麻巳子は多岐にわたる活動を行い、そのキャリアは今でも色あせることなく、多くのファンの心に残り続けています。

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