うたの木 seasons “春”

『うたの木 seasons “春”』は、渡辺美里が2005年2月23日に発表した3枚目のカバーアルバムであり、「うたの木 seasons」シリーズの第2弾として位置づけられています。前作『うたの木 seasons “冬”』に続き、春夏秋冬をテーマにした楽曲を収録するプロジェクトの一環として制作されました。

このアルバムは、春という季節にふさわしい楽曲を中心に構成されており、誰もが一度は耳にしたことのある日本の名曲や、渡辺美里自身の楽曲のセルフカバーが収録されています。彼女ならではの解釈と歌声で、これらの楽曲に新たな魅力が吹き込まれています。

収録曲は以下の通りです。

さくらの花の咲くころに: 渡辺美里自身が作詞、木根尚登が作曲を手掛けた楽曲のセルフカバー。オリジナルはアルバム『ribbon』に収録されています。春の訪れを感じさせる、心温まるメロディーが特徴です。編曲は三沢またろうが担当しています。
早春賦: 吉丸一昌作詞、中田章作曲による日本の唱歌。日本の原風景を思い起こさせる歌詞と旋律が、渡辺美里の歌声によって情感豊かに表現されています。編曲は中村太知が担当。
メドレー（さくら〜花）: 日本古謡「さくら」と、武島羽衣作詞、瀧廉太郎作曲の「花」を組み合わせたメドレー。日本の春を代表する2つの楽曲が、中村太知のアレンジによって新たな魅力を放っています。
春一番: 穂口雄右が作詞・作曲を手掛けた、キャンディーズの代表曲のカバー。原曲の持つ明るく元気なイメージはそのままに、渡辺美里ならではの表現力が加わっています。編曲は大井洋輔が担当。
* 卒業: 渡辺美里が作詞、小室哲哉が作曲を手掛けたシングルのセルフカバー。1991年にリリースされたこの曲は、卒業という人生の節目を迎える人々の心に響く、感動的なバラードです。編曲は斎藤有太が担当。

『うたの木 seasons “春”』は、日本の春の情景を音楽で描き出した、心温まるアルバムです。渡辺美里の歌声を通して、春の喜びや希望、そして少しの切なさを感じ取ることができるでしょう。

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