うちのメイドがウザすぎる!

『うちのメイドがウザすぎる！』とは

『うちのメイドがウザすぎる！』は、中村カンコによる漫画作品で、2016年10月号から2023年3月号まで『月刊アクション』（双葉社）にて連載されていました。略称は「ウザメイド」で、「闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系？ホームコメディ」というキャッチコピーがついています。

概要

元々は『ピュア百合アンソロジー ひらり、』（新書館）で連載されていた作品が、雑誌休刊を機に『月刊アクション』へ移籍し、タイトルを改めて連載が開始されました。

作者の中村カンコは、本作について「おねロリものではなく、ピュア百合」としながらも、「幼女っていいなグフフ」という作品になっているかもしれないと語っています。作者自身も「幼女と筋肉とかわいい動物をこよなく愛する」と公言しており、作品には作者の好きな要素がふんだんに盛り込まれています。原作のサブタイトルは、すべて「◯戦目！」という形式で統一されています。

あらすじ

物語は、ロシアの血を引く小学2年生の高梨ミーシャの元に、元自衛官で筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが家政婦としてやってくることから始まります。前職で培った能力を遺憾なく発揮してミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えで応じるミーシャとの間で繰り広げられる、少し変わったホームコメディです。

登場人物

高梨 ミーシャ

本作の主人公。ロシア人の血を引く小学2年生の美少女。外見とは裏腹に、口が悪くガサツな一面も持ち合わせています。母親を亡くし、父親の康弘と2人暮らし。母親の死後、家政婦を毛嫌いしていましたが、つばめには全く動じないため、諦めかけています。母親の部屋を大切に守っています。学校に行くことを苦痛に感じて不登校でしたが、つばめの存在によって克服しました。動物好きで、動物との意思疎通ができます。

鴨居 つばめ

もう一人の主人公で、ミーシャの家にやってきた家政婦。28歳。元航空自衛隊一等空曹で、ミーシャと同い年の頃に父親を亡くしたことがきっかけでパイロットを目指しました。筋金入りの幼女好きで、ミーシャに一目惚れして退官後、家政婦として高梨家にやってきました。ミーシャのためなら努力を惜しまず、自衛隊で鍛えた肉体と精神力で日々の仕事に励んでいます。料理の腕は抜群で、ドールの洋服作りも得意です。第二次性徴前の幼女を妖精と例え、清楚な妖精系のロリータファッションを好みます。

高梨 康弘

ミーシャの父親。プログラマーとして働いています。ミーシャの世話のためにつばめを雇いましたが、彼女の奇行に困惑しています。ミーシャを溺愛しており、過度な子煩悩な一面を見せます。

鷲崎 みみか

ミーシャのクラスメイト。おとなしい性格で、ミーシャの数少ない友達です。ミーシャが不登校の間もプリントを届けていました。

森川 ゆい

ミーシャのクラスメイト。ギャル系の女の子で、おしゃれに気を使っています。ミーシャをライバル視しており、おしゃれ対決を申し込むこともあります。つばめのことを師匠と慕っています。

鵜飼 みどり

つばめの元上官で、元航空自衛隊二等空尉。自他共に認めるドMで、妄想癖があります。つばめを追いかけて退官し、高梨家に転がり込んできました。

アニメ

2018年10月から12月まで、AT-X、TOKYO MXほかにてテレビアニメが放送されました。監督は太田雅彦、アニメーション制作は動画工房が担当しました。

Webラジオ

高梨ミーシャ役の白石晴香と鴨居つばめ役の沼倉愛美によるWebラジオが、音泉にて配信されました。

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