うつのみや妖精ミュージアム

うつのみや妖精ミュージアム：妖精たちの魅力あふれる空間

栃木県宇都宮市に位置する「うつのみや妖精ミュージアム」は、妖精をテーマにした、日本で唯一の博物館です。2007年の開館以来、多くの来場者で賑わいを見せており、妖精たちの魅力的な世界に触れられる貴重な場所として知られています。

貴重なコレクションと開館の経緯

このミュージアムの設立は、日本の妖精研究の第一人者である井村君江氏による約7000点もの妖精関連資料の宇都宮市への寄贈がきっかけでした。氏の情熱と膨大なコレクションは、教育、生涯学習、文化・芸術の振興に大きく貢献すると考えられ、ミュージアム設立へと繋がりました。さらに、地元出身の実業家である斎藤文男氏からも絵画、陶器、書籍などの貴重な寄贈があり、ミュージアムの充実を後押ししました。開館から10周年を迎えた2017年には、約24万人の来館者数を記録するなど、地域社会に根付いた存在となっています。

見どころ満載の展示

ミュージアムのエントランスには、著名なイラストレーターである天野喜孝氏が手がけたステンドグラスが来館者を迎えます。幻想的な雰囲気を醸し出すステンドグラスは、ミュージアム全体のテーマを象徴する存在となっています。館内には、妖精をモチーフにした絵画や陶器、妖精図鑑、妖精オルゴールなど、多様な展示物が並びます。中でも、20世紀初頭に話題となった「コティングリー妖精事件」で撮影されたとされるガラス原板や写真機は、歴史的な価値を持ち、多くの来場者の関心を集めています。これらの展示を通して、妖精に対する様々な解釈や捉え方を学ぶことができます。

ミュージアムショップでは、「うつのみや妖精の会」というボランティア団体が運営するショップで、妖精をモチーフにした可愛らしいグッズなどが販売されています。お土産選びにも最適な場所となっています。

アクセス情報

ミュージアムは、宇都宮市中心部の「うつのみや表参道スクエア」内にあります。
電車：JR宇都宮駅西口、東武宇都宮駅から徒歩約10分
バス：関東自動車バス、市内循環線（きぶな）、JRバスなど、複数のバス路線が利用可能です。
* 車：東北自動車道宇都宮インターチェンジから約9km、鹿沼インターチェンジから約8km

開館時間は9:00～19:00、休館日は毎月第1月曜日と年末年始（12月29日～1月3日）です。入館料は無料となっています。ミュージアムショップの営業時間は13:30～16:00で、月曜日が定休日です。

まとめ

「うつのみや妖精ミュージアム」は、妖精の世界を存分に楽しめる、魅力的な博物館です。無料で見学できるため、気軽に訪れることができます。妖精ファンはもちろん、そうでない方にも、心温まる体験を提供してくれることでしょう。宇都宮を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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