うつみようこ

うつみようこ - 日本のミュージシャン

うつみようこ（本名：内海洋子）は、日本の音楽シーンでその存在感を誇るミュージシャンであり、特にボーカリストとして知られています。1965年8月15日、大阪府守口市に生まれた彼女は、幼少期をアメリカ合衆国ニューヨーク州で過ごし、その後プエルトリコに移り住んでいました。この国際的な環境で育ったことが、彼女の音楽的感性に多大な影響を与えています。

経歴のスタート

うつみは、小学4年生の夏からプエルトリコでの生活を始め、その後中学1年生の夏に帰国。大学1年生となった1984年、伊丹英子（ギター）から誘われ、ボーカルとしてメスカリン・ドライヴに加入します。このバンドは、1993年にニューエスト・モデルと合流し、その後解散しますが、うつみはソウル・フラワー・ユニオンやソウル・フラワー・モノノケ・サミットといった他のプロジェクトにも参加。1997年には、ソウル・フラワー・ユニオンを脱退し、真心ブラザーズのサポートメンバーとして活動を開始しました。

試行錯誤を重ねながら、彼女の音楽スタイルは少しずつ変化し、ロック色を強めていきました。しかし、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットには引き続き参加し、旧曲の再録音やサポートメンバーとしての活動も行っています。特に真心ブラザーズの「ENDLESS SUMMER NUDE」などでのソウルフルなコーラスは、一般のリスナーにも広く認識されています。

音楽活動の多様性

また、うつみは翻訳や通訳業にも携わりながら、音楽活動を継続。現在は、クハラカズユキや奥野真哉（ニューエスト・モデル時代からの同僚）、グレートマエカワ、竹安堅一等とともに、うつみようこ＆YOCOLOCO BANDを結成し、精力的に演奏活動を行っています。このバンドでは、彼女の豊かなボーカルを生かしたパフォーマンスが特徴的です。

ディスコグラフィー

うつみようこは多くのアルバムやトリビュートアルバムに参加しており、以下のような楽曲にその声を聞くことができます。

• - 「レモンティー」（THE NEATBEATS『JAPANESE ROCK & ROLL ATTACK!!』）
• - 「待つわ」（『スカでヒッパレ!昭和歌謡 Vol.2』）
• - 「絶体絶命」（『Colla Bo Gumbos Vol.1 ～BO GUMBOS トリビュートアルバム～』）
• - 「ジャングル・ブギ」（ソウル・フラワー・ユニオン『満月の夕～90's シングルズ』）
• - 真心ブラザーズ「ENDLESS SUMMER NUDE」（コーラス）

さらに、彼女はちくちんどん楽団やVarious Artistsへの参加も行い、幅広いジャンルでの活動を展開中です。特に2023年には、ちくちんどん楽団のアルバムにも参加し、さまざまな音楽的表現に挑んでいます。

まとめ

うつみようこというミュージシャンは、その多才な才能で日本の音楽シーンにおいて独自の地位を築いてきました。彼女の音楽は多様性に富み、国際的なバックグラウンドを持つ彼女自身の人柄が、音楽に自然な形で現れています。今後のさらなる活躍も期待されています。

もう一度検索