うふふのぷ

ワイドショー番組『うふふのぷ』：関西テレビの土曜朝の風物詩

2007年4月7日から2008年3月29日まで、フジテレビ系列で放送された『うふふのぷ』。関西テレビ制作のワイドショー番組として、毎週土曜の8時30分から9時55分まで、多くの視聴者を魅了しました。前番組『ベリーベリーサタデー!』の後継番組としてスタートしたものの、司会を務めたえなりかずきのスケジュールの都合などから、わずか1年で放送が終了しました。

番組の顔：個性豊かな出演者たち

番組を彩った出演者たちは、バラエティ豊かな顔ぶれでした。司会は内藤剛志とえなりかずき。レギュラー陣には、お笑いコンビガレッジセール（ゴリ、川田広樹）、女優の田丸麻紀らが名を連ねました。VTR出演ながらも存在感を示した山口智充は、後番組『にじいろジーン』で総合司会を務め、番組の成功に貢献したガレッジセールも引き続き出演するなど、番組終了後も活躍の場を広げていきました。お天気コーナーを担当した山本悠美子アナウンサー（関西テレビ）や、豊田康雄アナウンサー、あおい洋一郎、松尾明子といったナレーター陣も番組を支える重要な役割を果たしました。金子貴俊もレギュラーとして番組を盛り上げました。

多彩な企画で視聴者を飽きさせない工夫

『うふふのぷ』は、多様な企画を展開することで、視聴者の興味を引きつけました。番組開始当初は、「ザ・グッドニュース」や「万事急須〜ちょっと一駅〜」、「その瞬間（とき）!」、「料理人の名刺」といったバラエティに富んだコーナーが放送されていました。

「ザ・グッドニュース」では、世界各地の隠れた良いニュースを紹介。一方、「万事急須〜ちょっと一駅〜」では、リポーターが急須を持って日本全国を旅し、地元の人々の生活に密着した取材を行いました。「その瞬間（とき）!」は、子供や孫の成長を記録した映像を家族に届ける感動的な企画でした。「料理人の名刺」は、金子貴俊が料理人のオススメのお店を訪れ、絶品料理を求めるグルメ企画として人気を博しました。

放送後期には、「うふふかんたんレシピ」や「うふふキレイ計画」といったコーナーが登場しました。「うふふかんたんレシピ」では、金子貴俊が料理研究家こうちゃんと共に、家庭にある食材を使った簡単な料理を紹介。「うふふキレイ計画」は、後番組『にじいろジーン』の「にじいろミラクルチェンジ」に引き継がれる人気企画でした。中でも、「ぐっさんのトーキョーほッ。」は山口智充が東京の様々な場所を訪れ、ゲストと共に街の魅力を紹介する人気コーナーとして長く放送されました。

番組タイトルとオープニング

番組開始当初は、『前略、日本のみなさま』という仮タイトルが検討されていました。最終的に『うふふのぷ』と名付けられた番組は、全国各地の視聴者によるタイトルコールとアニメーションによるオープニングでスタート。えなりかずきらの軽妙な挨拶で幕を開けました。

制作スタッフ

番組制作には、数多くのスタッフが関わっていました。構成作家、ブレーン、リサーチャーをはじめ、TD、CAM、VE、音声、照明、美術、編集、効果、衣装、装飾、電飾、メイク、生花装飾、タイトル、CG、スチル、TK、編成、広報など、多くの部署が連携して番組制作に携わっていました。取材ディレクター、海外ロケマネージャー、協力プロデューサー、AP、ディレクター、演出、プロデューサーなど、番組制作の中核を担ったスタッフの貢献が『うふふのぷ』の成功を支えました。関西テレビを筆頭に、多くの協力会社や制作会社が番組制作に協力していました。

番組の系譜と影響

『うふふのぷ』は、関西テレビ制作の土曜朝のワイドショー番組として、多くの視聴者に親しまれました。短い放送期間でしたが、個性豊かな出演者とバラエティに富んだ企画によって、視聴者に多くの思い出を残しました。番組で培われた企画や演出の一部は、後番組『にじいろジーン』に受け継がれ、新たな形で発展していきました。 番組は終了しましたが、出演者やスタッフの活躍は、今もなお続いています。 『うふふのぷ』は、関西テレビの土曜朝の放送枠の歴史において、重要な位置を占める番組として記憶されています。

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