えぼし号

えぼし号の概要

えぼし号は、神奈川県茅ヶ崎市が2002年5月25日より神奈川中央交通の協力を得て運行しているコミュニティバスです。このバスは、市民の生活を支える重要な公共交通手段であり、地域を効率良く結ぶ役割を果たしています。

運行ルート

えぼし号は、いくつかのコースを持つ循環バスとして、市立病院を中心に複数の便を運行しています。主なルートは次の通りです：

• - 中海岸南湖循環市立病院線 では、市立病院から茅ヶ崎駅南口やサザンビーチ入口などを経て、再び市立病院に戻ります。
• - 北部循環市立病院線 は、北部コースと新芹沢コースに分かれており、香川駅や小出小学校西を通ります。
• - 東部循環市立病院線 では、松が丘コースや小和田・松浪コースがあり、茅ヶ崎駅南口から若松町や緑が浜小学校前などを巡ります。
• - 鶴嶺循環市立病院線 は、北コースと南コースがあり、北茅ヶ崎駅や鶴嶺小学校前を経由します。

車両

運行には日野・ポンチョが使用されており、2017年3月時点での最新情報によると、初代ポンチョは既に廃車となり、現在運行中の車両は全て2代目のポンチョに統一されています。過去にはオムニノーバ・マルチライダーも使用されていましたが、現在は運用を離脱し、一部が茅ヶ崎公園に展示されています。

運賃・乗り継ぎ

運賃は、中海岸南湖循環が大人180円、子供90円となっており、他のルートでは大人200円、子供100円です。一部区間では特別料金が設定されています。また、回数券や一日乗車券も販売されており、ICカードでの支払いにも対応しています。

様々な停留所での乗り継ぎが可能で、乗り継ぎには運転士から受け取った乗継券が必要です。これは当日に限り有効で、追加料金が発生することがあります。

今後の計画

茅ヶ崎市では、「茅ヶ崎市乗合交通整備計画」に基づき、今後新たな路線を計画しています。現時点で運行されている路線の他に、さらに4路線が計画されており、一部の運行開始については未定です。また、北部循環線はデマンド運行として予約型の乗合バスとして運行が始まっています。

利用状況

えぼし号は、地域住民にとって重要な移動手段となっており、2012年3月末時点で全路線の総利用者数はおおよそ256万人に達しています。これにより、地域社会の交通利便性が向上しています。

まとめ

えぼし号は、茅ヶ崎市内の交通を支える重要な存在であり、地域住民のニーズに応えるべく運行されています。今後も利用者にとって利便性の高いサービスの提供が期待されます。

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