おちゃめな夜だよいたずらレモン

おちゃめな夜だよいたずらレモン

「おちゃめな夜だよいたずらレモン」は、ニッポン放送による制作で、1987年10月から1990年3月まで放送されたラジオ番組です。月曜日から木曜日にかけて、約10分間の放送を行い、森永製菓の提供がありました。この番組は、前番組「おニャン子のあぶない夜だよ」のスタイルを引き継ぎ、高校生たちの放課後の会話をイメージした内容が展開されました。

番組タイトルには、「男子中高生の心をくすぐる、甘酸っぱい雰囲気」を盛り込んだ意味が込められています。放送中には、視聴者から寄せられたはがきの採用者に、「いたずらレモン」という名のノベルティグッズがプレゼントされていました。1989年以降は、このグッズが「新いたずらレモン」として生まれ変わりました。

放送期間と局

放送は月曜日から木曜日まで行われ、各局の放送スケジュールは異なりました。ニッポン放送では、23:43から23:53の時間帯に「ヤングパラダイス」の箱番組として放送されました。他にも、東海ラジオ、毎日放送、九州朝日放送などで放送され、地域ごとに異なる時間帯で聴取可能でした。

パーソナリティ

番組開始当初のパーソナリティは、渡辺満里奈、仁藤優子、真弓倫子の3人でした。渡辺は「おニャン子のあぶない夜だよ」から続けての出演です。1988年には、仁藤、真弓の二人が、1988年4月からは仁藤、我妻佳代、小川範子の3人に交代し、彼女たちが中心となって番組を進めていきました。

1989年には新たに小高恵美、高岡早紀、藤谷美紀がパーソナリティに加わり、リスナーと深いつながりを持つことを目指しました。

主なコーナー内容

この番組にはユニークなコーナーが多数存在し、特に初期の1987年に放送されたコーナーは人気を博しました。月曜日の「いたずらの夜」では、学校や家庭でのユーモラスないたずらを紹介し、火曜日の「チクリの夜」では、身の回りの人々に関する面白いエピソードを共有しました。また、水曜日には「倫子の日」でパーソナリティたちの近況や、リスナーから寄せられた有名人の面白話が紹介されました。

さらに、木曜日の「レモンの夜」では、少し複雑な恋のエピソードが取り上げられるなど、毎日異なるテーマが用意されていました。1988年以降は、「楽屋で目撃したアイドルレポート」などの新しいコーナーも登場しました。

1990年に番組が終了するまで、高校生の視点をリアルに反映しつつ、トピックを多様化させ続けました。特に、当時の女子中高生の心情や流行を捉えた内容は、多くのリスナーに愛され、今でも懐かしむ声が多く残っています。このようにして、「おちゃめな夜だよいたずらレモン」は、記憶に残るラジオ番組としての地位を確立しました。

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