おはよう!CNN

「おはよう!CNN」の概要

「おはよう!CNN」は、1984年4月2日から1989年9月29日まで放送されていたニュース番組です。この番組は、テレビ朝日系列で展開され、アメリカのニュース専門局CNNからの情報をダイジェストで日本の視聴者に伝える役割を果たしました。また、関東地域を中心に放送され、最初の頃には松下電器産業（現在のパナソニック）がスポンサーでしたが、後に複数の企業がスポンサーとして加わりました。

制作とスタジオ

この番組は日本ケーブルテレビジョン（JCTV）によって制作され、最初のスタジオは東京都六本木に位置するJCTV本社内のCNN番組用に改装されたフロアでした。このオープンスタジオは、深夜に放送されていた「CNNデイウォッチ」や「CNNヘッドライン」、さらには「鉄矢のびっくり外報部」でも使用されていました。

1987年10月に「CNNヘッドライン」がスタートすると、スタジオセットが大規模に改装され、フロアレイアウトも変更されました。1988年10月には制作機能がテレビ朝日アーク放送センターに移され、Nスタジオが新たな制作スペースとして使用されることとなりました。

番組の時間帯と変更

「おはよう!CNN」は、1985年4月から1986年3月までは「おはようTODAY」としての内包放送が行われ、当番組のキャスターが「おはようTODAY」のメインキャスターとしてスタジオを使用していました。すなわち、視聴者は両番組をシームレスに楽しむことができました。

1987年9月28日からは、朝のニュース番組「ANNニュースセブン」が6時半から放送されるようになり、翌週からは「ANNニュースフレッシュ」という名前に改称され、放送時間は短縮されました。これにより「おはよう!CNN」は15分に縮小され、1989年10月2日からは「CNNモーニング」として新たな形で放送が引き継がれました。

放送時間

特に6:30開始の時期には、秋田放送や山口放送、南海放送、四国放送などの地域でもネットされており、これらの局はNNNに加盟していたため、ニュース視聴の利便性が高まりました。2つの放送局は、6:43に飛び降りポイントを設け、ANNとの連続放送を提供していました。

主なキャスターとオープニング

「おはよう!CNN」のオープニングにはシンセサイザーミュージックが使用され、時代を感じさせる音楽が特徴でした。放送期間中に異なるキャスターが主を務めましたが、番組はしっかりとした情報提供のスタンスを貫きながら、日本の視聴者にCNNのニュースを届け続けました。これらの要素が組み合わさり、「おはよう!CNN」は日本におけるニュース番組の重要な役割を果たしました。

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