四国放送

四国放送株式会社

四国放送株式会社（英: Shikoku Broadcasting Co., Ltd.）は、徳島県を中心に放送を行う地上基幹放送事業者であり、ラジオとテレビを同時に運営する特定のメディア会社です。略称は「JRT」であり、これは「ジョイ・徳島ラジオ」を指しています。放送対象地域は主に徳島県に限定されており、特に地域の情報を発信することに重点を置いています.

概要

この放送局は日本国内での放送サービスを開始した歴史ある局で、徳島新聞社が筆頭株主として約10%の株式を保有しています。彼らの提供するニュースは「徳島新聞ニュース」というブランド名で知られ、視聴者に最新の地域ニュースを届けています。

また、四国放送は独自のキャラクター「おもぞう」を使用しており、その愛らしい姿は多くの視聴者に親しまれています。コーポレートメッセージは「とくしまがいっぱい」であり、地元への愛と誇りを表現したものです。

会社の所在地

本社は徳島市の中徳島町に位置し、その他にも東京、大阪、高松に支社を設けて地域の情報を広くカバーしています。過去には名古屋や和歌山にも支社が存在しましたが、現在は閉鎖されています。

四国放送は、様々な子会社や関連会社を持っており、番組制作や保険代理業務、ゴルフ場経営など多岐にわたるビジネスを展開しています。特に、徳島放送企画や四国放送サービスはそれぞれ独自の番組制作を行い、地域に根差した情報を発信しています。

沿革

1950年にラジオ放送局免許の申請を行い、1951年には創立事務所を設置。1952年には正式に設立され、ラジオ放送を開始しました。1959年にはテレビ放送をスタートさせ、中四国地方で初の民間テレビ局として広く知られるようになりました。

放送業界の変化に伴い、四国放送はデジタル放送や終夜放送など、常に最新の技術を取り入れてきました。特に、2006年には地上デジタル放送を開始し、時代に即した放送内容の充実を図っています。

ラジオとテレビの番組構成

四国放送のラジオはJRNシリーズ及びNRNシリーズのクロスネット局で、全国のリスナーに向けた放送も行っています。朝のニュース番組や地域情報番組、長寿番組「希望メロディー」など、多様な番組を毎週放送しています。

テレビ部分では日本テレビ系列のプログラムを放送しており、地域に密着した情報やエンターテインメントを提供しています。この局は徳島県内唯一の民間テレビ局として、地域自体の発展にも寄与しています。

業績と受賞歴

近年では、独自制作の番組が数々の受賞に輝いており、特に「阿波の民族音楽と芸能を辿る」などの教養番組が高い評価を受けています。番組制作においても地域の文化を重視し、視聴者との絆を深めています。

今後の展望

四国放送は、地域の皆様に向けてさらなる情報発信を目指し、放送内容の多様化や新技術の導入を進めています。また、70周年の節目を迎えた今、新たなキャッチフレーズを掲げるなど、ますます地域に密着した活動を展開していく考えです。

四国放送は今後も地元の情報を大切にし、多くの人々に支持される存在であり続けることでしょう。

もう一度検索