おはようとくしま プラス

『おはようとくしま プラス』の概要と放送の歴史

『おはようとくしま プラス』は、2010年3月29日から2011年3月31日までの期間、平日の朝に四国放送テレビで放送されていたローカルな情報ワイド番組です。放送頻度は240回に上り、前番組『おはようとくしま』と合わせると、通算で9742回の放送を達成しました。

この番組は、1993年にスタートした『あさ』シリーズ（当初のタイトルは『あさ6・30』）と、1971年から放送された『おはようとくしま』という2つの情報番組を統合し、発展させたものでありました。したがって、放送回数の表示は『おはようとくしま』を引き継いでいました。このように、両番組を合算することで、40年間にわたり放送され続けた長寿番組として、地方局制作の情報帯番組の中では全国で最も古いものでした。

番組の特徴とテーマ曲

番組のテーマ曲には金原千恵子による「SWEETEST DAY OF MAY feat KIMARA LOVELACE」が使用されており、これは2008年に発売された楽曲です。この音楽は、視聴者に親しみやすく、放送内容にぴったりと合った印象を与えていました。また、『おはようとくしま プラス』の放送にあたり、四国放送は日本テレビ制作の『ズームイン!!SUPER』の第1部のみをネットしており、通常の時間帯では自社制作の番組を放送していました。

放送の終了と最終回

2011年1月、地元新聞『徳島新聞』は、同年3月末をもって『おはようとくしま』時代を含む40年の歩みに幕を下ろすとの情報を報じました。その主な理由は、日本テレビ系列各局との協力強化を進めるためでした。最終回は2011年3月31日に放送され、最終週の3月29日から31日には、番組の歴史を振り返る特集が放送されました。

• - 3月29日は「テーマで振り返るおはようとくしまの40年」
• - 3月30日は「なつかしの徳島から」および「おはようとくしまが伝えた40年」
• - 3月31日は「映像で振り返る徳島の40年」

こうして、番組は40年という長い歴史を持って大団円を迎えました。興味深いことに、同じ日に日本テレビの『ズームイン!!SUPER』も約32年の歴史に終止符を打ち、新たにスタートした報道・情報番組『ZIP!』のフルネットへと移行しました。この時期は、特に多くの番組が次世代の情報番組へとシフトしていく重要な転換期でもありました。

放送時間と出演者

『おはようとくしま プラス』の放送は、月曜日から金曜日の6:30から8:00までの90分間行われていました。この中で、6:30から7:00までの30分は旧『あさ6・30』の枠、7:00から8:00までの1時間は旧『おはようとくしま』の枠に相当しました。

祝日や年末年始には、放送が休止され、主に6:30からは単発番組などが放送されていました。特に2011年3月14日から18日には、東日本大震災に関する情報を伝えるために放送が休止され、臨時に『ズームイン!!SUPER・第2部』が報道特番として放送されました。

メインキャスターには、宗我部英久（四国放送ニュースキャスター・気象予報士）と井上英里香（当時四国放送アナウンサー）が起用され、コーナーキャスターには月曜担当の遠藤彰良（当時四国放送アナウンサー）、リポーターには寺島啓太、村田千弥、奥田麻衣らのアナウンサーが名を連ねていました。

『おはようとくしま プラス』は、地域の人々に愛され、朝の時間を豊かにするための情報源として、長い期間、徳島県民に親しまれてきた貴重な番組でした。

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