おふでさき

『おふでさき』は、天理教における重要な原典の一つであり、教祖である中山みき（おやさま）が、天理王命（てんりおうのみこと）の啓示を受けて書き記したものです。和歌の形式で表現されており、教えのエッセンスが凝縮されています。

天理教の原典「三原典」

天理教には、『おふでさき』、『みかぐらうた』、『おさしづ』という三つの重要な原典があり、これらは「三原典」と呼ばれ、天理教の教義の基礎となっています。

おふでさき: 教祖である中山みきが親神の教えを和歌で表現したもの。
みかぐらうた: 天理教の祭典で用いられる歌。
おさしづ: 教祖の言葉を記録したもの。

『おふでさき』の概要

『おふでさき』は、中山みきが1869年（明治2年）から1882年（明治15年）にかけて執筆したもので、全17冊から構成され、合計1711首の和歌が収められています。これらの歌には、天理教の教えや神意が込められており、信者にとって重要な指針となっています。

『おふでさき』の句数について

『おふでさき』には、通常1711首の和歌が収められているとされていますが、句数についてはいくつかの解釈が存在します。

号外: 第一号から第十七号に含まれない「号外」と呼ばれる句が3首存在します。この3首を含めると、合計で1714首となります。
* 重複句: 第三号の40番と135番に全く同じ句が存在します。この重複句を1首と数える場合、合計は1710首となります。

したがって、号外を含めた数で重複句を調整すると、（1711首）＋（号外3首）－（重句1首）＝1713首となります。

このように、句数の数え方によって若干の差異が生じますが、『おふでさき』が天理教の教義において重要な位置を占めていることに変わりはありません。

まとめ

『おふでさき』は、天理教の教えを伝える上で欠かすことのできない原典であり、中山みきの深い信仰と神への思いが込められています。その和歌は、時代を超えて多くの人々に感銘を与え続けています。

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