おぼん・こぼん
おぼん・こぼん: 日本の漫才コンビ
1. 基本情報
おぼん・こぼんは、1965年に結成された日本のお笑い漫才コンビです。メンバーはおぼん（本名：井上博一）とこぼん（本名：馬場添良一）で、いずれも75歳です。コンビ名の由来は「大きいボンボン」と「小さいボンボン」に由来し、初期の頃は「月見おぼん・こぼん」という名前で知られていました。
2. メンバー紹介
おぼん（井上 博一）
こぼん（馬場添 良一）
3. コンビ結成の経緯
おぼんとこぼんは、大阪福島商業高校の同級生で、学生時代に修学旅行先で偶然に組んでネタを披露したことからコンビがスタートしました。この結成以来、彼らの漫才は多くの人々に愛されてきました。
初期は吉本興業に所属し、主に大阪において活動を行っていましたが、後には東京に進出し、鈴本演芸場や浅草演芸ホールなどで盛んにパフォーマンスを行いました。
4. 活動の軌跡
1970年代から1980年代にかけて、赤坂コルドンブルーや日劇ミュージックホールでの公演に出演し、当時の若手芸人としては珍しく、自らの力で芸を磨くスタイルを貫いていました。
1980年に『お笑いスター誕生!!』でのグランプリ受賞が話題となり、更なるブレイクのきっかけを作りました。この成功を受けて赤坂コルドンブルーを引退し、その後もさまざまな舞台で活躍しました。
十分な後継者を育てながらも、数々の演芸番組や舞台にも出演し続け、近年は浅草東洋館を中心に活動しています。ただし、落語協会や落語芸術協会には所属せず、東京の寄席には出演できないのが特徴です。
5. 漫才スタイル
おぼん・こぼんは漫才を中心に活動し、タップダンスや人間楽器を取り入れた演出が特徴です。定番のネタや歌を通じて、観客を楽しませています。また、おぼんがネタ作りを担い、こぼんがそれにツッコミを入れるスタイルが基本ですが、時折入れ替わることもあります。
6. 最近のエピソード
最近ではテレビでのドッキリ企画や、引退後の仲直りの様子が話題に上ることも多く、テレビでの露出も増えてきています。2021年には握手を交わして仲直りし、和解の様子が放送されました。このようにおぼん・こぼんの関係性は、漫才を超えた友情の深さを示しています。
7. 健康に関する問題
2022年にはこぼんが全身性アミロイドーシスという病を患っていることが報告され、多くのファンが心配する中でも、彼は明るくパフォーマンスを続けています。また過去には、前立腺がんや肺がんを患ったことも明かされていますが、現在も元気な姿で活動を続けています。
8. 受賞歴
おぼん・こぼんは多くの受賞歴を持ち、特に1969年のNHK漫才コンクールでは努力賞を受賞し、1980年には『お笑いスター誕生!!』の10週勝ち抜きグランプリも獲得しています。
9. 結論
おぼん・こぼんは日本の漫才界で長きにわたって活躍し続けており、数多くのファンに笑顔を届けています。これからもそのユニークなスタイルで多くの人々を楽しませてくれることでしょう。
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