おもしろGP喜利王

おもしろGP喜利王：ラジオ大喜利の熱戦

2005年10月9日から2006年3月26日にかけて、MBSラジオで放送された『おもしろGP喜利王』は、毎日放送55周年記念特別番組として企画されたラジオ大喜利番組です。バッファロー吾郎がパーソナリティを務め、個性豊かな芸人たちが、ラジオならではの面白さを追求した大喜利で競い合いました。

番組概要と特徴

この番組は、木村明浩氏主催の「ダイナマイト関西」をベースとしたルールを採用。毎週日曜日（土曜深夜）1時30分から30分間のレギュラー放送に加え、決勝戦は1時間スペシャルとして2回放送されました。さらに、2006年1月2日には新春スペシャルマッチも放送されるなど、盛況を博しました。毎回、桂米朝氏による番組趣旨説明のコメントがオープニングを彩りました。

番組の最大の特徴は、音声を用いた大喜利である点です。BGM問題やラップ問題、替え歌問題など、ラジオならではのユニークなお題が出題され、参加者はその場で即興で解答を披露しました。

独自の採点システムと大会形式

採点は5人の審査員によって行われ、解答の面白さによって1ギリーから5ギリーまでポイントが与えられました。1ギリーも獲得できなかった解答には、浜村淳氏による「シーン」という効果音が流れ、緊張感と笑いを演出しました。55ギリーを獲得した時点で勝利となり、「喜利王」の称号が与えられました。制限時間内に55ギリーに到達しない場合は、獲得ギリー数の多い者が勝利しました。同点の場合は、サドンデス方式で決着がつけられました。

番組は、月ごとの予選、準決勝、そしてファイナルという構成でした。毎月最終週には、その月の予選を勝ち抜いた3名とシード選手1名による準決勝大会が公開収録で行われ、優勝者がその月の喜利王となりました。さらに、3月第一週には敗者復活戦が行われ、ファイナル進出者が1名決定しました。ファイナル大会は4名による2回の対戦で、それぞれの回の上位2名が決勝戦に進出しました。ファイナル大会では、デリカテッセンがラップ問題の出題者として参加するなど、豪華な顔ぶれが番組を盛り上げました。

多彩な芸人たちの競演

番組には、数多くの芸人が参加しました。 和田友徳、長田融季、川島明、ハチミツ二郎、安田善紀、八木真澄、西野恭之介、ウーイェイよしたか、藤井輝雄、田村裕、白川悟実、高橋茂雄、てつじ、木下隆行、浅越ゴエ、兵動大樹、矢野勝也、小籔千豊、西森洋一、ノブ、小出水、大悟、馬場園梓、石野敦士、植村茂浩、後藤輝基、岩尾望、原西孝幸、木部信彦、西田幸治、城野克弥、中西茂樹、哲夫、川島邦裕、渡辺裕薫、須知裕雅、中山功太、ヤナギブソン、中川貴志、久保田和靖、渡辺鐘、那須晃行、徳井義実、隅田美保、なだぎ武、友近、福田充徳、山田大介、小杉竜一、木本武宏、吉田敬、なかやまきんに君、石田明、水野透、お〜い!久馬、竹若元博、ケンドーコバヤシなど、そうそうたるメンバーが、その個性を発揮して大喜利を繰り広げました。新春スペシャルマッチには、木村明浩、土肥ポン太、たむらけんじ、ハリウッドザコシショウらも参加し、番組をさらに盛り上げました。

『おもしろGP喜利王』は、ラジオというメディアを最大限に活かした、独特の面白さと緊張感に満ちた大喜利番組でした。多くの芸人たちの熱演と、番組独自のルール、そして豪華なゲスト陣が織りなす、記憶に残るラジオ番組として、高い評価を得ています。

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