『おれの番だ!』概要
『おれの番だ!』は、1964年の8月3日から1967年の6月26日まで、TBS系列で放送された
テレビドラマ枠です。この枠は、
ロート製薬を一社提供とし、毎週
月曜日の21時30分から22時までの30分枠で放送されました。
番組は約2か月ごとに異なる作品を放送し、主に著名なコメディアンたちが中心となって出演しました。具体的には、
ハナ肇、
植木等、
谷啓、
藤田まことという4人が主演を持ち回りで演じ、その間も他のメンバーがサブキャラクターとして登場する形式をとっていました。これにより、視聴者は毎回様々な組み合わせの演技を楽しむことができました。
放送作品一覧
この枠で放送された作品には、以下のようなタイトルがあります。
主題歌
本番組の主題歌は「おれの番だ!」で、作詞は
青島幸男、作曲は
萩原哲晶により制作されました。歌唱担当者は、それぞれの作品に出演する主演俳優に合わせて変わり、ハナ、植木、谷、藤田が持ち回りで歌を披露していました。特に、
藤田まことのバージョンでは、通常の「おれの番だ!」というフレーズが「おれの番やでぇ!」に変更されるなど、工夫が凝らされていました。
また、
谷啓が主演する作品では歌の音程が他の回よりも高くなるなど、視聴者を楽しませる要素がいくつもありました。
現存映像
『おれの番だ!』の現存する映像は限られており、1964年9月28日から11月26日まで放送された
ハナ肇主演の『
馬鹿まるだし』の初回分、1965年7月19日から8月23日まで放送された
谷啓主演の『一匹野だいこ』の初回分、そして1966年の6月27日から8月1日まで放送された
谷啓主演の『マヌケ人間』の2回分のみが確認されています。これらの映像は、ハナと谷が保存していたもので、後に『
テレビ探偵団』でも放送されました。
まとめ
『おれの番だ!』は、当時の日本における人気コメディアンたちのユニークな演技と独自のスタイルを融合させた魅力的なバラエティ番組でした。その放送内容や音楽、キャラクターたちのやり取りは、今でも多くの人々に愛され続けています。