お天気チャンネル (テレビ番組)

お天気チャンネル

概要

『お天気チャンネル』は、1988年10月10日から1989年9月29日までフジテレビで放送された気象情報番組で、毎週月曜から金曜の午後4時台に放送されていました。徹底した天候情報にこだわり、多彩なコーナーを展開しました。この番組では、独自に制作されたCGを使用し、視聴者に分かりやすく的確な天気情報を提供しました。

放送時間

• - 放送前期（1988年10月10日〜1989年3月17日）

月曜日から金曜日までの午後4時1分から午後4時55分の時間帯で放送されていました。
番組のスタートが4時1分だったのは、前の番組『ショットガン』の影響によるものでした。

• - 放送後期（1989年4月10日〜1989年9月29日）

放送時間は午後4時から4時30分に短縮され、その背景には新番組『パラダイスGoGo!!』の開始がありました。このため、関東各地からの生中継形式に変わりました。

コーナー内容

番組には以下のようなコーナーがありました：

• - 天気予報（全国と関東エリア）
• - きょうの指数
• - お天気特集
• - お天気中継（フジ系列局と関東）
• - お天気クイズ（1988年11月まで実施）
• - 暮らしと天気

出演者

この番組のメインキャスターには、荻島正己さん、八木亜希子さん（元フジテレビアナウンサー）、太平シローさんがいました。なお、八木亜希子さんは1989年4月から月曜日に『笑っていいとも』のテレフォンアナウンサーも兼務していました。他の出演者には、松本明子さん（お天気中継の担当）、山藤芳子さん、きゃんみゆきさんなどがいました。お天気解説者は日替わりで、日本気象協会とウェザーニューズから交替で出演していました。

中継と関連情報

関東ローカルにもかかわらず、毎日系列局からのリレー生中継が実施され、気象に関連する話題が放送されました。特に松本明子さんが関東の中継を担当していました。また、当時の『お天気チャンネル』は、よく「○○指数」といったコンセプトを紹介していました。

この番組で使用されていた気象衛星「ひまわり」の画像や各地の予報のCGは、ウェザーニューズが開発した独自の気象情報送出システム「GW-DEKITA」によるものでした。

番組の特異性

放送当初、太平サブロー・シローさんが世間に注目されていなかった時期でもあり、相方であるサブローさんが見学に訪れることもありました。八木亜希子さんはデビュー作であったものの、当時は同期の有賀さつきさんや河野景子さんにばかり注目が集まり、彼女自身は少し影が薄い状況でした。

さらに、放送中に八木さんが台本の代わりに雑誌を持ち込むという失態も記録されており、これは後に話題となりました。

昭和天皇の崩御に関して

1989年2月24日、昭和天皇の大喪の礼の日には特別編成として89分の拡大版が放送され、出演者の全員が略礼服を着用して本番に臨みましたが、この時には通常通りの進行を心掛けたため、天皇崩御に関するコメントは一切ありませんでした。

『お天気チャンネル』は、気象情報の重要性を再確認させるだけでなく、当時の視聴者にとって新鮮なテレビ体験を提供した番組でした。

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