お江戸吉原事件帖

お江戸吉原事件帖

『お江戸吉原事件帖』は、2007年10月26日から12月21日まで、テレビ東京の「金曜時代劇」枠で放送された時代劇ドラマです。全8話で、初回と最終回は2時間スペシャルで放送されました。本作は、江戸時代の遊郭・吉原を舞台に、悪を成敗する4人の女性たちの活躍を描いた物語です。字幕放送や地上デジタル放送での連動データ放送も実施され、放送後も時代劇専門チャンネルやBSジャパンで再放送されています。

あらすじ

物語の舞台は、華やかで煌びやかな遊郭・吉原。そこで暮らす遊女たちを苦しめる悪党たちを懲らしめるため、4人の女たちが立ち上がります。彼女たちは、普段は遊郭で働く女性たちですが、夜になると悪を討つための刺客へと姿を変えます。それぞれの得意な武器や能力を駆使し、悪党たちを退治していく痛快な物語です。

主な登場人物

おれん（連雀）：東ちづる
吉原で人気の芸者。姉御肌で、芸は天下一品、教養も太夫並み。殺しの際は、連雀の刺繍が施された着物を着用し、逆手に持った三味線の撥で敵の頸動脈を斬り裂きます。

ひばり（雲雀）：横山めぐみ
「松葉屋」の番頭新造で、花魁の世話を担当。かつては太夫候補にも挙がったほどの遊女でした。殺しの際は、雲雀の刺繍が施された着物を着用し、父親譲りの長小太刀を使った剣術を披露します。才色兼備で、姐女郎である玉菊の母親でもあります。

あけみ（朱雀）：小林恵美
恋文請負業「朱雀屋」の一人娘。お転婆で、吉原を心から愛しています。殺しの際は、朱雀の刺繍が施された着物を着用しますが、直接手を下すことはなく、朱雀の字が入った鈴を投げたり転がしたりして、おれんたちをサポートします。

おこう（孔雀）：萬田久子
女郎屋「松葉屋」のやり手で、情報通。伝説の花魁だったという噂もあります。殺しの際には組紐を使い、敵の動きを封じたり、首を絞めたりします。その際は、孔雀の刺繍が施された着物を着用します。

柴田平八郎：渡辺裕之
町奉行所の同心で、おれんに想いを寄せています。

左平次：海東健
吉原の男衆で、遊郭内で起こる揉め事を解決することもあります。

甚平：神山繁
大門にある会所の門番ですが、実は吉原の影の実力者です。

権六：大島宇三郎

玉菊：高松あい
「松葉屋」の新造（見習い遊女）。最終回では、遊女として立派に成長し、突き出し道中を果たします。

松浪：よしこさん

庄太：石塚義之
町奉行所の岡っ引きです。

孔雀太夫：小林寛子
物語の舞台である「松葉屋」の太夫。年季明けを控えていましたが、「蓬莱屋」の新楼主が放った刺客によって、花魁道中の最中に弓矢で射殺されてしまいます。

放送日程

初回と最終回は2時間スペシャルで放送されました。

第1話：2007年10月26日
最終話：2007年12月21日

スタッフ

ナレーター：松丸智子
プロデューサー：佐々木彰、只野研治、須藤安芸子、本間信行、進藤盛延
監督：井上泰治(#1)、森本浩史(#8)
脚本：藤井邦夫(#1)、いずみ玲(#8)、小木曽豊斗(#4)
音楽：沢田完
技斗：中村健人
技術協力：IMAGICAウエスト、オフィシャル・オーカー
制作協力：東映太秦映像
制作：テレビ東京、C.A.L

サウンドトラック

『お江戸吉原事件帖』オリジナル・サウンドトラック（音楽：沢田完、2007年12月7日、BLMC-1005）
発売元：バードランドミュージックエンタテインメント,アスタエンタテインメント
販売元：エフ・プランニング

外部リンク

* 公式サイト

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