かながわ検定

かながわ検定の概要

かながわ検定は、テレビ神奈川、神奈川新聞、横浜商工会議所から成るかながわ検定協議会によって主催されるご当地検定です。この検定の目的は、神奈川及び横浜に関する知識を深める機会を提供し、観光振興を促進することに加え、地域の魅力を国内外に向けて発信することです。検定は2007年にスタートし、2017年3月までに第12回の実施が予定されていました。

受験資格とランク

かながわ検定には、特に受験資格は設けられていませんが、2級から4級については併願が可能です。検定には横浜ライセンスと神奈川ライセンスの2種類があり、横浜ライセンスは横浜地域限定、神奈川ライセンスは横浜を含む神奈川全域を対象としています。検定は、次の4つの階級に分かれています：

• - 1級: 高度な知識を有する受験者を対象とし、試験時間は90分です。
• - 2級: やや高度な知識が求められ、試験時間も90分です。
• - 3級: 基本的な知識を問う内容で、試験は90分。100問の4者択一問題が出題されます。
• - 4級: 初歩的な横浜に関する知識を確認するためのもので、試験時間は45分です。3者択一の問題が50問出題されます。

試験の実施状況

かながわ検定は、2007年からシリーズ化されており、これまでに多くの試験が実施されてきました。

• - 第1回試験 (2007年)

- 3月21日: 横浜ライセンス
- 10月14日: 神奈川ライセンス（3級・2級のみ実施）

• - 第2回試験 (2008年)

- 3月16日: 横浜ライセンス（1級も実施）

• - 第3回試験 (2009年)

- 3月20日: 横浜ライセンス
- 11月8日: 神奈川ライセンス（隔年実施）

• - 第4回試験 (2010年)

- 3月21日: 横浜ライセンス（4級の実施もスタート）

• - 第5回試験 (2011年)

- 1月30日: 横浜ライセンス
- 10月16日: 神奈川ライセンス

それ以降、第6回から第10回までは横浜ライセンスのみ、年1回の頻度で実施されています。最後に行われた第12回目の試験は2017年3月に予定されています。

試験形式

初期の頃は、自然環境、歴史、政治経済、社会、生活文化、観光、もてなしの6つの分野から問題が出題されていましたが、現在の形式では以下のように変更されています：

• - 歴史、現代、自然に関する問題が出題されます。
• - カナロコ問題: 神奈川新聞の指定記事に基づく問題。
• - テーマ問題: 季刊誌「横浜」の特集から出題される問題。
• - 4級は歴史・現代・自然の3分野のみです。

1級の受験は、2級合格者に限られ、全体としてより高度な知識が求められる試験内容となっています。受験生は、自身の学びたいエリアや知識レベルに応じて、適切な階級を選択し受験することが可能です。

まとめ

かながわ検定は、地域に対する理解を深める魅力的な機会を提供し、観光振興や地域活性化に貢献することを目的としています。今後も継続して地域の魅力を発信する場として、多くの受験者の参加が期待されます。

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