かわら館

かわら館は、愛媛県今治市菊間町に位置する、菊間瓦をテーマとした博物館です。瓦のふるさと公園内にあり、1997年7月17日に開館しました。この博物館は、菊間瓦の歴史と文化を伝え、その魅力を広く紹介することを目的としています。

展示内容

かわら館の本館では、菊間瓦の製造工程を詳しく解説する常設展示コーナーがあります。ここでは、瓦がどのように作られるのか、その工程を学ぶことができます。土の選定から成形、焼成、そして製品化に至るまでの各段階が、分かりやすく説明されています。また、菊間瓦の歴史についても触れており、その変遷を知ることができます。

その他にも、多様な瓦の展示があります。特に注目すべきは、広島市への原子爆弾投下によって熱線を浴びた瓦です。これは、当時の悲惨な出来事を物語る貴重な資料であり、平和の尊さを改めて感じさせてくれます。鬼瓦の展示コーナーでは、さまざまなデザインの鬼瓦が展示され、その意匠の多様性と美しさを楽しむことができます。さらに、日本国外の瓦も展示されており、各地域の文化や技術の違いを比較することができます。

アクセス

かわら館へのアクセスは非常に便利です。最寄りの駅はJR予讃線の菊間駅で、駅から南へ約100メートルの場所にあります。徒歩でも数分程度で到着するため、公共交通機関を利用して気軽に訪れることができます。周辺には瓦のふるさと公園があり、散策を楽しむこともできます。

その他の情報

かわら館は、菊間瓦の魅力を伝えるだけでなく、地域の文化や歴史を学ぶことができる場所です。瓦の製造技術や歴史に興味がある方はもちろん、美術や工芸に関心がある方にもおすすめです。また、家族連れやグループでの訪問も楽しめます。館内には、展示物の説明だけでなく、体験コーナーやイベントなども開催されており、瓦の文化をより身近に感じることができます。

かわら館を訪れることで、菊間瓦の奥深さ、そして瓦が持つ芸術性や歴史的価値を再認識することができるでしょう。ぜひ一度足を運んで、瓦の世界に触れてみてください。

関連情報

公式ウェブサイト
菊間町窯業協同組合

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