かんさつノート

『かんさつノート』は、1958年4月18日から1960年3月16日まで、NHKテレビジョン（後のNHK総合テレビジョン）で放送されていた、小学校中学年向けの学校放送番組です。教科は理科で、子どもたちが身近な自然や現象を観察し、科学的な視点を養うことを目的としていました。

番組は、当初NHKテレビジョンのみで放送されていましたが、1959年1月23日からはNHK教育テレビジョンでも放送されるようになり、より多くの学校で視聴できるようになりました。放送時間は、当時の日本標準時で定められていましたが、具体的な時間帯については資料が残っていないため不明です。

1958年7月11日には、昭和天皇と香淳皇后がNHK東京放送会館を視察されました。その際、本番組のリハーサルの様子もご覧になり、番組の学校での利用状況などについて質問をされたという記録が残っています。このことは、当時の教育現場におけるテレビ番組の重要性を示すエピソードとして知られています。

『かんさつノート』は、その後の学校放送にも影響を与え、1990年代には、本番組のタイトルを継承した『理科教室 小学校3年生〜かんさつノート〜』という小学校3年生向けの理科番組が放送されました。これは、本番組が長年にわたり教育現場に貢献してきた証と言えるでしょう。

関連情報として、以下のサイトで番組に関する情報を確認することができます。

* かんさつノート - NHK放送史

『かんさつノート』は、子どもたちが科学への興味関心を深め、主体的に学ぶ姿勢を育む上で重要な役割を果たした番組と言えるでしょう。

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