きいちろ

きいちろ（加古貴一郎）のプロフィールと活動

本名の加古貴一郎として知られるきいちろは、1963年8月18日に兵庫県姫路市で生まれました。彼はシンガーソングライターとしてだけでなく、政治活動家や元国交官僚としても知られています。多彩な経歴を持つ彼の人生を辿ってみましょう。

学歴と官僚としてのキャリア

きいちろは1982年に兵庫県立姫路西高等学校を卒業し、1986年には京都大学工学部建築学科を卒業しました。卒業後、同年4月に建設省（当時）に入省し、公的なキャリアをスタートさせました。この期間中、彼は様々な重要な役職を担い、多くのプロジェクトに関与しました。特に、地域型住宅ブランド化事業を推進し、CLTパネルを用いた耐震性能設計法の研究を支援するなど、日本の住宅政策に貢献しました。

また、国土交通省では総合政策局政策課や土地政策課、都市再生事業推進のための課でも活躍し、官僚として多岐にわたる施策を推進してきました。埼玉県与野市では、まちづくり条例の制定にも寄与し、官僚としての影響力を強めていきました。さらに、短期間ではありますが、新潟大学工学部の客員教授としても教鞭を執りました。

音楽活動

官僚としてのキャリアに加え、きいちろは音楽の世界でも活動を行っています。2013年7月31日には、デビューアルバム「空高く天高く〜一歩ずつ一歩ずつ〜」をリリースしました。この作品は、彼の音楽的才能を示す重要なステップでした。

また、彼はS&Lミュージックの名誉顧問を務め、音楽業界におけるさまざまな問題に取り組むため、コモンレーベルの発足を企画しました。このプロジェクトは、従来のレーベルの枠を超えた新たな音楽の発信を目指すものであり、きいちろの音楽に対する真摯な姿勢を表しています。

政治の世界への進出

2023年6月、きいちろは国土交通省を退職し、7月には日本維新の会から衆院選兵庫9区に擁立されることが発表されました。2024年の第50回衆議院議員総選挙に立候補したものの、小選挙区では3位にとどまり、比例復活も果たせずに落選しました。そして、同年11月3日には自身のX（旧Twitter）で日本維新の会からの離党を公表しました。

今後の展望

きいちろは、音楽と政治の両方の分野での経験を活かし、今後の活動を模索しています。彼の多様なキャリアは、シンガーソングライターとしての表現や政治活動家としての意義を一層深めることでしょう。今後の動きにも注目が集まります。

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