きよすあしがるバス

きよすあしがるバス

愛知県清須市で運行されている「きよすあしがるバス」は、地域住民の移動を支えるためのコミュニティバスです。このバスの運行は、名古屋市に本社を置くつばめ自動車に委託されています。現在、オレンジルート、グリーンルート、サクラルート、ブルールートという4つの主要な路線が運行されており、利用者のニーズに応えています。

運行の歴史

このバスは2006年10月10日にオレンジルートとグリーンルートの2系統で運行を開始しました。その後、2007年4月には運行ダイヤの改正が行われ、経路変更も実施されました。同年5月には乗車人数が1万人を達成し、これを記念して特別な品物が配布されました。

2009年10月1日には新たにサクラルートが設けられ、春日地区への運行がスタートしました。そして、2018年にはブルールートも追加され、春日地区を中心とした循環運行が始まりました。各ルートの運行本数は、オレンジルートで1日6便、グリーンルートとサクラルートでは1日10便運行されており、年末年始を除いて土日祝日も運行を行っています。運行ダイヤにおいては、平日と土日祝日で差はありません。

乗車方法

このバスは、全ての市民が利用可能な乗合バスです。乗車時には降車地のバス停留所を乗務員に伝える必要があります。なお、降車ボタンはバスに設置されていないため、注意が必要です。このように、利用者の利便性を考慮した運行スタイルを特徴としています。

運賃や乗車券

運賃は100円均一で、大人も小人も同じ料金です。未就学児は運賃が無料で、地域の子どもたちにとっても利用しやすい環境が整っています。支払いは前払い制で乗車時に運賃箱に運賃を入れる方式です。以前は乗継券による割引制度がありましたが、2016年に廃止され、代わりに200円の一日乗車券が導入され現在はこれが利用できます。

また、manacaやTOICAなどの交通系ICカードは使えないため、現金での支払いが必要となります。

車両情報

「きよすあしがるバス」には、主にトヨタ・ハイエースコミューターと日野・ポンチョが使用されています。特にオレンジルートとグリーンルートではそれぞれ1台ずつあてられ、サクラルートには日野・ポンチョが1台投入されています。運行に使われるバスはつばめ自動車が保有しているため、名古屋ナンバーが付けられている点も特徴的です。

清須市内での移動を格段に便利にしている「きよすあしがるバス」は、地域の交通インフラに欠かせない存在になっています。今後も市民にとって大切な交通手段としての役割を果たしていくことでしょう。

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