くどうたけし

工藤毅（くどう たけし）は、日本の音楽シーンで多岐にわたる才能を発揮するベーシスト、作曲家、編曲家、そしてエンジニアです。福島県郡山市出身で、9月6日に生まれました。現在はa very good companyに所属し、精力的に活動を展開しています。

初期の活動とONE STEP communicate

1994年、工藤はONE STEP communicateというバンドでデビューを果たしました。このバンドでは、ベーシストとしてだけでなく、作詞も担当し、その多才ぶりを発揮しました。ONE STEP communicateは、シングル5枚、アルバム3枚をリリースし、一定の評価を得ましたが、その後解散しました。

ベーシストとしての活躍

ONE STEP communicate解散後、工藤はベーシストとして、数多くのレコーディングやライブサポートに参加しました。その確かな技術と音楽性で、様々なアーティストの作品を支え、ライブパフォーマンスを盛り上げてきました。参加アーティストは多岐にわたり、彼の幅広い音楽性と対応力が伺えます。

作曲家、編曲家、エンジニアとしての才能

近年、工藤はベーシストとしての活動に加え、作曲家、編曲家、そしてエンジニアとしても活動の幅を広げています。他のアーティストへの楽曲提供や編曲、レコーディング、ミックス、マスタリングなど、音楽制作の全般に携わり、その才能を発揮しています。

提供楽曲と編曲作品

工藤は、数多くのアーティストに楽曲を提供しています。例えば、中山優馬 w/7 WEST|中山優馬 w_7 WESTの「君の罠だけ幻でも構わない」、東京パフォーマンスドールの「ふたりのストーリー」、RTA（road to asia）の「You Are Mine」「WHY」、DEENの「流れ星」「パッパヤボクトキミ」「思い出にできるから∙∙∙」などがあります。これらの楽曲は、工藤の作曲家としての才能を示す代表的な作品です。

また、編曲家としても、DIGICCOの「ニガイナミダ」「HAPPY PARTY」「Little Rainbow」、あべ由紀子の「君に届け」、礼奈の「絵本のトビラ」、ダイスケの「ぼくにかける魔法」、DEENの「ずっと伝えたかった I love you」「シャララ ハッピーデイ」などの楽曲を手掛けています。特に、礼奈の「絵本のトビラ」では、編曲だけでなく、ミックスとマスタリングも担当し、エンジニアとしての能力も発揮しています。

書籍の執筆

工藤は、自身の音楽的な知識や経験を活かし、書籍も執筆しています。『まるごとスラップベース』（リットーミュージック）や『基礎から鍛えるスラップベースの秘訣』（シンコーミュージック）は、ベーシスト向けの教則本として、多くの読者に支持されています。これらの書籍を通じて、彼は自身の技術や知識を共有し、後進の育成にも貢献しています。

工藤毅は、ベーシスト、作曲家、編曲家、エンジニアとして、日本の音楽シーンで幅広く活躍しています。その多才な才能と精力的な活動は、今後も多くの人々に感動と影響を与え続けることでしょう。

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