DEEN

DEEN（ディーン）について

DEENは1993年に池森秀一（ボーカル）と山根公路（キーボード）を中心に結成された日本のロックバンドです。彼らは90年代にビーイング系列に所属し、数々のヒットを生み出しました。2023年3月にはCD総売上枚数が1,500万枚を超え、30年という長いキャリアを誇ります。

来歴

1993年 - 1999年

デビューシングル『このまま君だけを奪い去りたい』は1993年3月にリリースされ、ミリオンヒットを記録します。同年にリリースされた他のシングルもヒットし、特に1994年6月の『瞳そらさないで』の成功が際立ちます。この曲はオリコン1位を獲得し、1stアルバム『DEEN』も150万枚を超える売上を記録しました。1995年には7thシングル『未来のために』を発表し、これもオリコンチャートで1位を獲得、テレビ出演を果たしました。

1996年にはアニメ「ドラゴンボールGT」のエンディングテーマ『ひとりじゃない』が採用され、1997年には「銀色の夢」が長野オリンピックのサポートソングとして使用されました。これらのヒット曲はDEENの名を全国に広める要因となりました。

2000年 - 2005年

2000年にビーイングから独立し、初のセルフプロデュース作品となるアルバム『'need love』を発表。2001年にはバラードベストアルバムもリリースされ、韓国での活動を展開。2004年には、日本人アーティストとして初めて韓国でワンマンライブを成功させました。2005年にはセルフカバーシングル『このまま君だけを奪い去りたい/翼を広げて』がオリコンに入るなど、強い影響力を持ち続けました。

2006年 - 2012年

デビュー15周年を迎えた2006年には、武道館での公演を成功させ、多くの名曲を披露。以降も精力的にライブ活動を行いながら、新たなアルバムもリリースしていきます。

2013年 - 2023年

2013年にはデビュー20周年を記念し、全タイムベストアルバムと武道館での2デイズライブを開催。2021年にはシティポップ・カバーアルバムをリリースし、近年のトレンドに寄り添った作品作りを続けています。2023年には、デビュー30周年を記念したアルバムがリリースされ、ライブイベントも開催されるなど、今もなおファンに愛され続けています。

メンバー

現在のメンバーは池森秀一（ボーカル）、山根公路（キーボード）で、彼らはデビュー当時からの大切な仲間です。メンバーの個々の活動も盛んで、特に池森は蕎麦のプロデュース業にも力を注いでいます。彼の料理への情熱は、テレビ番組などで披露されることもあり、多くのファンに親しまれています。

音楽性

DEENの音楽スタイルは、シングル曲においても初期は他作家によるものが多かったものの、徐々にメンバー自身による楽曲制作へと移行しました。この流れは特に1999年以降に顕著で、音楽の独自性を高めていきました。彼らはAORを基盤にしながらも、柔軟に他ジャンルの要素を取り入れる姿勢を持ち続けています。

コンサート活動

DEENのコンサートは『LIVE JOY』というタイトルで知られ、精力的にライブを行っています。これらの活動は、新旧のファンに向けた貴重な機会となっており、毎年多くの人々が集まります。

DEENは今後も、さらなる音楽の進化を遂げ、新しいファンを魅了することでしょう。

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