くまだまさし

くまだまさし: 日本のお笑い芸人

くまだまさしは、1973年7月26日生まれの日本のお笑い芸人で、東京都荒川区東日暮里出身です。本名は熊田雅志で、吉本興業の東京本社に所属しています。彼は荒川区立第八中学校と関東第一高等学校を卒業し、現在は既婚者です。

学生時代とキャリアのスタート

高校生の頃、くまだはアマチュアレスリングで東京都チャンピオンの座をつかむなど、運動神経に恵まれていました。特に、彼の同期には、元エネルギーで知られる森一弥がいます。彼は東京吉本総合芸能学院の2期生として芸人の道を歩み始めました。

2006年からは『笑いの金メダル』や『爆笑レッドカーペット』などのテレビ番組に出演し、次第に多くの人々に彼の存在が知られるようになりました。また、M-1グランプリでは前説を担当することで、前説芸人としての地位を確立しています。特に2009年以降、塙宣之（ナイツ）によるいじりをきっかけに、前説芸人としての認知度が大いに高まり、2015年の再登場以降もその役割を担い続けています。

近年の活動と話題

2019年には、闇営業の問題が浮上し無期限の謹慎処分を受けましたが、同年8月にはその処分が解除され、舞台に復帰しました。2023年8月には、東京都墨田区においてお笑いアンバサダーに就任したことが発表され、地域の活性化に貢献する役割も担っています。

独自のネタスタイル

くまだのネタは小道具を使ったユニークなもので、その中でも特に注目されるのは、何かすごいことをしようとして実際には期待を裏切る手法です。彼のネタはマジックに近く、例えばパンツからクラッカーが出てきたり、カツラが頭に乗ったりするギャグが挙げられます。ステージに登場する際には特定のフレーズやBGMを使い、観客の注意を引く工夫を凝らしています。特に、「○○の時間がやってまいりました」や「今日は外れではなく大外れ」といった自虐的な前フリが特徴です。

また、お笑いユニット「キュートン」のメンバーとしても活動していますが、2022年にはソロ活動に専念するため、ユニットとしての活動を一時休止しました。ただし、2023年には彼らの出演した日清食品のCMに登場しています。

プライベートと逸話

中学時代にはいじめに苦しんだ経験がありますが、彼自身の行動により、いじめた先輩たちが謝罪し、学校生活に復帰することができました。この出来事は、彼がアマチュアレスリングに転向するきっかけにもなりました。また、髪を隠すためにスキンヘッドにしているとのことです。

さらに、著名なお笑い芸人レイザーラモンHGとの関係も興味深いです。「フォ〜」というフレーズは彼の持ちネタの一部ですが、実際には競い合いながらもお互いのものとして大切にしようと協力する姿勢を見せています。

趣味と映画

くまだは映画『プリティ・ウーマン』の大ファンで、20歳の頃から500〜600回観ていると語っています。また、同じく大好きな『アポロ13』や『ボディガード』も頻繁にリピートしています。彼の曖昧な記憶力や、特定の映像作品に対する強い愛情は、彼の個性の一部となっています。

多方面での活躍

バラエティやドラマ、映画に出演し続けているくまだは、様々な分野での才能を発揮しています。彼の特徴的な表現と個性的なネタは、多くのファンに愛され続けており、今後もその活躍が期待されます。

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