キュートン

キュートン：異彩を放つお笑いユニットの軌跡

2002年7月、吉本興業所属の芸人らによって結成されたお笑いユニット、キュートン。キートンをリーダーとする9名からスタートしたユニットは、メンバーの卒業や加入を経て、現在の5名体制となりました。独特の世界観と前衛的なパフォーマンスで知られ、数々のテレビ番組やライブでその名を轟かせています。

メンバー紹介：個性豊かな面々

キュートンを構成するメンバーは、それぞれ強烈な個性を持ち、その魅力は多岐に渡ります。

椿鬼奴: 三頭流をコンセプトに、チャイナドレスや甲冑を身につけ、刀を武器とする。
キートン: バドガールをモチーフに、二丁拳銃や全身タイツを着用。時にはキャッツアイ風のスパイ衣装も披露する。
坂本雅仁: 元アホマイルド。相撲ブラザーズとして、まわし姿で槍などの長物を携行する。
高橋邦彦: 元アホマイルド。SM将軍をテーマに、女王様風コスチュームとバズーカ砲などの武器で観客を魅了する。
* しんじ: メールを打つ人を演じ、よれよれのTシャツとジーンズにノートパソコンという姿で登場する。

元メンバーには、はいじぃ（ユニット名の命名者）、ハンバーグ、男子丼らがいます。また、くまだまさしは2022年末に活動を休止しましたが、2023年のCMには出演。ハブ（元Bコース）は、実質的なサブメンバーとして関わっています。構成作家はゴージャス村上（東京エレファント所属）です。

キュートンの芸：シュールなポージングと音楽の融合

キュートンの芸の真骨頂は、なんといってもポージング芸です。メンバーそれぞれが個性的な衣装と小道具を身につけ、音楽に合わせて奇想天外なポーズやダンスを繰り広げます。そのシュールで前衛的なスタイルは、「あらびき団」など多くの番組で「謎の前衛集団」として取り上げられ、大きな話題を呼びました。

使用される楽曲は、ソニー系のアーティストの楽曲が多いものの、アニメソングなども用いられ、その選曲も独特です。 楽曲に合わせて繰り出される、メンバーの個性と小道具が織りなすパフォーマンスは、何度見ても飽きることがありません。

テレビ出演とライブ：キュートンの活躍

キュートンは、数々のテレビ番組に出演し、その存在感を示してきました。「あらびき団」での出演は、特に大きな転機となりました。前衛的なパフォーマンスは、大きな反響を呼び、単独ライブのチケットは即日完売するほどの人気ぶりでした。

その他にも、「雨上がり決死隊べしゃりブリンッ！」、「やりすぎコージー」、「リンカーン」、「ゴッドタン」など、多くのバラエティ番組に出演。さらには「世界の果てまでイッテQ！」といった人気番組にも出演するなど、幅広い活躍を見せています。

2010年には、素人参加者によるオリジナルポージング芸を競う「キュートン甲子園」を開催。その模様はテレビ番組で放送され、大きな話題を集めました。2011年には、フランス・パリで開催されたJapan Expoにも出演し、海外進出も果たしています。

キュートンとCM：新たなステージへ

2023年には、日清カレーメシのCMに出演。一時的にくまだまさしも復帰し、メンバーそれぞれの個性を活かしたパフォーマンスで、新たなファンを獲得しました。

まとめ：唯一無二のお笑いユニット

キュートンは、結成以来、独自のスタイルを貫き、多くの観客を魅了し続けています。メンバーそれぞれの個性、シュールで前衛的なポージング芸、そして選曲された音楽の融合は、唯一無二の存在感を放ちます。これからも、その活動に注目が集まることでしょう。

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