くまのプーさん 完全保存版

『くまのプーさん 完全保存版』

『くまのプーさん 完全保存版』（英：The Many Adventures of Winnie the Pooh）は、ディズニーが手がけたプーさんの最初の長編作品です。本作は、1966年から1974年の間に制作された中編映画を元にしており、プーさんがテーマにした3つの物語を一つの作品にまとめたものです。

概要

本作は、以下の3つの短編ストーリーから構成されています。
1. プーさんとはちみつ (1966年)
2. プーさんと大あらし (1968年)
3. プーさんとティガー (1974年)

さらに、これらの物語の合間には新たに追加されたシーンがあり、物語の最後には分厚い本が閉じる演出が用いられています。この演出は、ディズニーが童話をもとにしたアニメーション作品で、1989年の『リトル・マーメイド』まで使用されていました。

キャラクター

物語に登場するキャラクターたちは以下の通りです。

• - プー：のんびり屋で蜂蜜が大好きなテディベア。
• - クリストファー・ロビン：優しい6歳の少年でプーたちの友達。
• - ピグレット：怖がりだが優しいコブタのぬいぐるみ。
• - ティガー：元気でトラブルを引き起こすトラのぬいぐるみ。
• - イーヨー：陰気な性格のロバのぬいぐるみ。
• - ラビット：少々頑固だが世話好きのウサギ。
• - オウル：おしゃべりなフクロウ。
• - カンガ＆ルー：優しいカンガルーの母子。
• - ゴーファー：せっかちで穴掘りが得意なアメリカン・ジリス。

各短編のあらすじ

プーさんとはちみつ

プーさんは、朝に蜂蜜を食べようとするも、どの壺も空っぽ。しかし、木に登って蜂の巣を取ろうと試みるも失敗。その後、クリストファー・ロビンから借りた風船でもうまくいかず、最終的にはラビットの家で蜂蜜をたっぷり食べることに。しかし、食べすぎてしまったため、玄関口に挟まってしまいます。なんとか脱出したものの、次はハチの巣に引っかかるプーさんでした。

プーさんと大あらし

ある風の強い日、プーはゴーファーの提案で大あらしのお祝いに伺うことにします。しかし、それが大洪水を引き起こし、森が水浸しになってしまいます。洪水後、プーはピグレットを助けたことが評価され、彼を讃えるパーティが開かれます。その結果、ピグレットは自分の家をオウルに譲ることにし、プーと一緒に住むことになりました。

プーさんとティガー

新たに仲間になったティガーは森を賑やかにするものの、ラビットの畑を荒らすことでトラブルを巻き起こします。プーとピグレットは、ティガーを大人しくさせるための作戦を立てるが失敗に終わります。ある雪の日、ティガーが木に登った際、高所恐怖症になり降りられなくなります。プーたちは彼らを助けるが、ティガーはもうジャンプをしないと決めます。しかし、ラビットがその後許してくれたことで、仲間たちはみんなで楽しくジャンプを楽しむことができます。

人気の歌

本作には多くの愛らしい挿入歌が含まれています。特に『くまのプーさん』や『大嵐』、『プーさんとティガー』の中で歌われる数々の楽曲は、観客に印象を与えています。

日本でのリリース

『くまのプーさん 完全保存版』は、日本でも1997年から様々な形式でリリースされています。特にDVDには、追加で「プーさんとイーヨーのいち日」が収録されており、ファンを楽しませています。

このように『くまのプーさん 完全保存版』は、温かみのある感動的な友情の物語を通して、老若男女に愛され続けています。

もう一度検索