くまのプーさん/ランピーとぶるぶるオバケ

くまのプーさん/ランピーとぶるぶるオバケ：ハロウィンの魔法と友情の物語

ディズニーのくまのプーさんシリーズの中でも人気の高いOVA作品、『くまのプーさん/ランピーとぶるぶるオバケ』は、愛くるしいキャラクターたちと、ハロウィンのワクワク感を存分に楽しめる作品です。

本作は、前作『くまのプーさん ザ・ムービー/はじめまして、ランピー!|くまのプーさん ザ・ムービー_はじめまして、ランピー!』でプーさんの仲間になったランピーが主人公。ランピーにとって初めてのハロウィン。ラビットが用意したお菓子をプーが食べつくしてしまうというハプニングから物語は始まります。

困り果てたプーたちは、ティガーから伝え聞いた、何でも願いを叶えてくれるという妖怪「ゴブルーン」に、お菓子をねだる計画を立てます。しかし、ゴブルーンに捕まると、なんと頭がカボチャにされてしまうという恐怖の噂も…。

初めてハロウィンを経験するランピーは、恐怖でいっぱい。そんなランピーを励ますため、ルーはハロウィンを克服したピグレットの体験談を語ります。ピグレットの勇気ある行動は、ランピーの心に勇気を与えることになります。

ルーとランピーはゴブルーン捕獲作戦を開始しますが、作戦は思わぬ展開に。たくさんのカボチャが転がる中、二人ははぐれてしまい、ランピーは自分たちが仕掛けた罠にかかってしまいます。一方、ルーはランピーの顔そっくりのカボチャを見つけるという、ユーモラスなシーンも展開されます。

本作は、オリジナルストーリーに加え、アメリカでテレビ放送された短編作品『くまのプーさん/ハロウィンは大さわぎ!』の要素も取り入れています。そのため、プーさんたちの日常を垣間見れるシーンと、ハロウィンのスリルとユーモアの両方が味わえる構成となっています。

日本でのリリースは、ディズニートゥーン・スタジオ作品としては最後のVHS発売作品ということもあり、コレクターアイテムとしても人気を博しました。2005年9月21日にVHSとDVDが発売され、その後2009年10月25日にはディズニー・チャンネルでも放送されました。

魅力的なキャラクターと、ハロウィンを舞台にした軽妙洒脱なストーリー展開は、子供から大人まで幅広い年齢層に楽しさを提供します。また、日本語吹き替え版では、豪華声優陣による演技も魅力のひとつです。

さらに、本編に加え、ハロウィンをテーマにしたゲームなどの映像特典も収録。何度でも繰り返し観たくなる、充実した内容となっています。

主題歌も魅力的で、「楽しいハロウィン」「勇気を出して」「僕は怖くない」「オレは怖がりたい」など、作品の世界観を彩る楽曲が多数収録されています。

『くまのプーさん/ランピーとぶるぶるオバケ』は、ハロウィンの楽しい雰囲気と、友情の大切さを描いた、心温まる作品です。プーさんたちの愉快な冒険と、ランピーの成長を見守る、忘れられないハロウィン体験をあなたにもたらしてくれるでしょう。

スタッフ

監督：エリオット・M・バー、ソール・アンドリュー・ブリンコフ
製作：ジョン・A・スミス
脚本：エヴァン・スピリオトポウロス、ブライアン・ホールフェルド
原作：A・A・ミルン
音楽：マーク・ワターズ

日本語版制作スタッフ

演出：向山宏志、木村絵理子
音楽演出：深澤茂行
翻訳・訳詞：佐藤恵子
録音・調整：阿部直子（オムニバス・ジャパン）
録音制作：宮越啓之、（株）東北新社
制作監修：津司大三、船橋美里
日本語版制作：Disney Character Voices International, Inc.

ノベライズ

『ディズニーアニメ小説版58 くまのプーさん/ランピーとぶるぶるオバケ』（文：澁谷正子、偕成社、2005年10月発売）ISBN 978-4-03-791580-3は、全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれています。

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