くろしま (掃海艇)

掃海艇「くろしま」の艦歴

掃海艇「くろしま」は、海上自衛隊の一員として、海洋の安全と平和を守る役割を果たしています。艇名は日本の美しい島、黒島に由来し、すがしま型[[掃海艇]]の12隻目にあたります。また、「くろしま」は旧海軍の測天型敷設特務艇「黒島」に引き続いて名付けられた艦艇でもあり、歴史的な価値を持つ存在です。

起工と就役

「くろしま」の建造は、2004年5月12日にUSC京浜事業所で始まりました。その後2005年8月31日に進水し、2007年2月23日に正式に就役しました。就役後は、佐世保地方隊沖縄基地隊第46掃海隊に編入され、活動を開始しました。これにより、掃海艇としての任務を果たす重要な一歩を踏み出したのです。

訓練と任務の歴史

「くろしま」は、海上自衛隊の他の艦艇と共に、多数の実機雷処分訓練や機雷戦訓練に参加してきました。これらの訓練は、海の安全を守るために非常に重要な活動であり、以下はその主な活動内容です。

• - 2013年6月20日から6月29日: 硫黄島周辺海域で平成25年度実機雷処分訓練に参加。これは実際の海域で行われる実践的な訓練であり、機雷の除去や処分に必要なスキルを磨く場となります。

• - 2014年2月1日から2月8日: 伊勢湾で機雷戦訓練に参加しました。この訓練では、機雷の探知や排除に関連する技術が磨かれ、海の安全を確保するための基本的な能力を養いました。

• - 2016年7月18日から7月30日: 陸奥湾で平成28年度機雷戦訓練と掃海特別訓練に参加。ここでの訓練は、陸上自衛隊との連携を強化し、実戦さながらの状況での訓練を行うものでした。

• - 2017年6月16日から6月25日: 掃海母艦「ぶんご」と他の掃海艇と共に、平成29年度の実機雷処分訓練に参加。これには水中処分員による機雷の処分が含まれ、計画的かつ効果的な訓練が実施されました。

• - 2018年7月18日から7月30日: 陸奥湾にて機雷戦訓練と日米印の共同掃海特別訓練に参加し、国際的な連携を深める機会も得ました。

• - 2021年11月23日: 海上自衛隊は西表島の南約170kmの海域でロシア海軍の艦艇を確認。これに関連して、情報収集や警戒監視活動を行い、地域の安全を保つための重要な任務を遂行しました。

まとめ

掃海艇「くろしま」は、その艦歴を通じて、日本の海上における重要な役割を果たしてきました。掃海艇としての任務は、ただ海の安全を確保するだけでなく、訓練を通じて自らのスキルを高め、他国との連携を強化することにも寄与しています。その活動は、海上自衛隊の一員としての責任を全うする姿勢を反映しています。今後の活躍にも期待が寄せられる艦艇です。

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