くろべ牧場まきばの風

くろべ牧場 まきばの風

くろべ牧場まきばの風は、富山県黒部市宇奈月町の栃屋地区に位置する人気の牧場です。元々は新川育成牧場として知られており、2014年に現在の名称に変更されました。自社の乳製品の生産やレジャー施設としての役割も果たしており、訪れる人々に多彩な楽しみ方を提供しています。

地理的特徴

この牧場は標高240mから427mに広がる丘陵地にあり、広大な敷地は約85ヘクタールを誇ります。その中には30区の牧草地が含まれ、乳牛の放牧が行われています。高台に位置するため、黒部川扇状地や片貝川、さらには富山湾を挟んで能登半島までを見渡せる壮大な景観が特徴です。特に晴れた日には、その美しさに圧倒されることでしょう。

牧場の歴史

牧場の設立は1969年に遡ります。この年、富山県東部の酪農振興を図るために新川育成牧場組合が設立され、1971年には開牧を迎えました。開牧当初は富山県内最大の牧場として知られ、その後も地域の酪農発展に寄与してきました。2013年には、運営管理を行っていた新川畜産公社が解散した後、黒部市に移管され、名称も『くろべ牧場 まきばの風』に変更されました。この新たな名前のもと、歴史を受け継ぎながら多くの観光客を迎え入れています。

観光施設

うしのいえMOOガーデン

牧場内には特産物をふんだんに活用した施設「うしのいえMOOガーデン」があります。1996年に整備が始まり、2000年にオープンしました。この施設では、牧場の新鮮な牛乳を使用したジェラートやソフトクリーム、プリン、シフォンケーキを楽しむことができ、訪れる人々に至福のひとときを提供しています。特に甘いもの好きにはたまらないスポットです。

送信施設

また、当牧場には新川コミュニティ放送の送信所が置かれており、地域の情報発信にも貢献しています。この施設を通じて、地域の様々なイベント情報や活動が伝えられています。

計画された風力発電所

さらに、2000年には風力発電所の建設に関する地元説明会も開かれましたが、観測の結果、十分な風速が得られず事業計画は断念されました。このように多様な試みにもチャレンジしていますが、自然環境に配慮しつつ地域振興を進めています。

アクセス

アクセス方法は簡単で、北陸自動車道の黒部ICまたは魚津ICから車で20分ほどの距離に位置しています。自然豊かな牧場へ行くのに便利な立地です。

最後に

くろべ牧場まきばの風は、良好な景観だけでなく、心温まる体験を提供する場所です。家族連れや友人同士で訪れ、その多彩な楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。

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