ぐるっと関西プラス

ぐるっと関西プラス

『ぐるっと関西プラス』は、NHK大阪放送局によって放送された情報バラエティ番組で、2005年4月から2009年3月までの期間、主に近畿地域の視聴者を対象にした内容でした。特徴的には、視聴者に関西の様々な情報を提供するだけでなく、文化や芸能に関する豊かな内容も織り交ぜられていた点です。

放送スケジュール

2007年度は、毎週土曜日の11:00から11:54の時間帯に放送されていました。翌年の2008年度には、わずかに時間が変更され10:50から12:00に拡大され、より多くの情報が提供されました。放送時間の拡大にともない、ローカル気象情報も内包されるようになりましたが、別の時間帯に『NHKアーカイブス』が放送されることになりました。最終的には、2009年3月14日をもって単独番組としての放送が終了し、その後は『ぐるっと関西おひるまえ』に統合され、土曜日の版として同じ時間に放送され続けました。

番組の内容

番組は、様々なコーナーで構成され、視聴者にとって興味深い内容が盛り込まれていました。2007年度には、次のような内容が特徴でした：

• - きょうのお客さま：関西にゆかりのある著名人を招いてのトークコーナーで、さまざまな視点からの対話が展開されました。
• - ぐるっとライブ：視聴者が注目するアーティストによる生ライブが行われ、リアルタイムでのエンターテイメントを提供しました。
• - 新・大人の遠足 上方落語紀行：上方落語の演目に関連する地を巡るロケ企画で、吉本新喜劇の末成由美が落語家とともに訪れる様子が放送されました。

2008年度には、さらに新たな内容が追加され、以下のようなコーナーが展開されました：

• - プラスなび：地域に根ざした情報をさらに深堀りする内容が盛り込まれました。
• - 富山昌克の週末ガーデニング：毎月最終週に放送されるコーナーで、園芸研究家の富山昌克が手軽にできるガーデニングのテクニックを紹介しました。
• - テレビ de ぼやき川柳：2007年度には独立した番組として放送されていましたが、後に一つのコーナーとして統合されました。

過去の名物コーナー

過去には、特に『ぐるっと巡礼新西国編』というコーナーが人気を博しました。このコーナーでは、吉本新喜劇の出演者たちが交代で西国三十三箇所を巡礼し、視聴者にも参加を促すような企画が行われました。また、視聴者は歩数計を使って巡礼に参加できる「西国巡礼倶楽部」なるつながりもあり、特製の絵葉書をもらうことができる面白さがありました。

司会者と番組の進行

番組の進行には、桂小米朝や水野麗奈、また大阪局アナウンサーの秋鹿真人が司会を務めていました。さらに、これまでの司会者には高嶋ちさ子や濱中博久、今城和久、大野済也などが名を連ねています。高嶋ちさ子は初めての情報番組の司会に挑戦したとしても注目されました。

補足事項

2008年まではハイビジョン放送ではありませんでしたが、同年4月からはハイビジョン番組に移行しました。また、大阪放送局のBKプラザスタジオからの公開生放送で行われ、自由見学が許可されていることもあって視聴者との距離が近い番組であったことが特徴です。

関連番組

『ぐるっと関西プラス』は、後に『ぐるっと関西おひるまえ』などの関連番組と統合され、今なお関西地域に特化した情報を提供し続けています。そのため、多くの視聴者に親しまれる番組として位置づけられています。

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