けだものだもの

『けだものだもの』は、フクシマハルカによって描かれた日本の漫画作品であり、『なかよしラブリー』（講談社『なかよし』の増刊）にて2004年から2007年まで連載されました。

あらすじ

物語の中心人物は、16歳の女子高生で男子バスケ部のマネージャーを務める成宮小夏。彼女はバスケ部の主将である山口先輩に恋心を抱き、夏合宿での進展を期待していました。しかし、彼女の幼なじみである杉本ハルキは、昼間は普通の少年として過ごす一方で、夜になると色気のある女性に変身してしまうという特異な体質を持っていました。

ハルキは夜になると小夏に積極的にアプローチを仕掛け、当初、小夏はその奇妙な体質に戸惑いを隠せません。しかし、様々なトラブルや困難を共に乗り越えていくうちに、二人の間には特別な感情が芽生え、やがて両想いへと発展していきます。

物語が進むにつれて、小夏の恋敵や、ハルキと同じ体質を持つ姉弟が登場し、二人の関係はさらに複雑さを増していきます。数々の困難に直面しながらも、小夏とハルキはお互いを支え合い、二人の絆を深めていくのでした。

登場人物

成宮小夏（なるみや こなつ）
本作の主人公。明るく活発な性格で、男子バスケ部のマネージャーを務めています。物語開始当初はバスケ部の主将である山口に片思いをしていましたが、ハルキの秘密を知り、彼と過ごす時間の中で徐々に惹かれていきます。
杉本ハルキ（すぎもと ハルキ）
小夏の幼なじみで同級生。普段は普通の男子高校生ですが、夜になると女性に変身してしまうという特殊な体質を持っています。女性に変身している間の記憶は本人にはありません。小夏に対しては積極的にアプローチを試みます。

書誌情報

フクシマハルカ 『けだものだもの』 講談社〈講談社コミックスなかよし〉、全3巻
2004年6月4日第1刷発行、ISBN 4-06-364052-3
2005年9月6日第1刷発行、ISBN 4-06-364089-2
* 2007年8月6日第1刷発行、ISBN 4-06-364159-7

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